チューリップ 花 が 咲か ない

1月5日からスタートした「独りだけのチューリップ・プロジェクト」。次回『 チューリップが咲き乱れる庭を目指して! 独りだけのチューリップ・プロジェクト【開花編】 』では、さまざまなスタイルで咲かせるチューリップの景色をご紹介したい。 併せて読みたい ・ イギリス流の見せ方いろいろ! みんな大好き、チューリップで春を楽しもう ・ 人々を夢中にさせる魅惑の花 チューリップの歴史 ・ 私のガーデンストーリー 「ベランダで秋植え球根をきれいに咲かせる楽しみ」 Credit 写真&文/遠藤 昭 「あざみ野ガーデンプランニング」ガーデンプロデューサー。 30代にメルボルンに駐在し、オーストラリア特有の植物に魅了される。帰国後は、神奈川県の自宅でオーストラリアの植物を中心としたガーデニングに熱中し、100種以上のオージープランツを育てた経験の持ち主。ガーデニングコンテストの受賞歴多数。川崎市緑化センター緑化相談員を8年務める。コンテナガーデン、多肉植物、バラ栽培などの講習会も実施し、園芸文化の普及啓蒙活動をライフワークとする。趣味はバイオリン・ビオラ・ピアノ。著書『庭づくり 困った解決アドバイス Q&A100』(主婦と生活社)。 ブログ「Alex's Garden Party」

水につけて置くだけでは花は咲かない?!チューリップなど、春の花の水耕栽培コツとオススメの球根6つ。 | グリーンワークス(大垣市の造園会社)

中には人気品種も混ざっていたし、種類を自由に選べるのもよい。面白がって詰めてみたら、1袋に60球も入った。やったー! そして、カミさんは「タコ」というヘンな名前の原種系チューリップを元値800円のところ、400円で嬉しそうに買って帰った。原種チューリップは、球根を植えっぱなしでも毎年、開花してくれる点でもお得なのだ。 家に帰って、さっそく、68球の球根を6つの鉢に植えた。横浜だと年明けに植えても4月には十分咲く。いやぁ、春が楽しみだ。 我が家は花苗や球根を滅多に定価で買うことはない。バーゲンとか、チャレンジコーナーで掘り出し物を探してくるのだ。お金で何でも買うだけのガーデニングはつまらない。貧乏ガーデニングだからこそ楽しいのだ。 1月9日 バーゲン商品専門のガーデニング 正月明けは毎年、埼玉方面に墓参りに行き、帰りに現地の園芸店のハシゴをよくする。帰りに立ち寄った某園芸店では、直径20cmほどの植木鉢一杯にチューリップの球根が入って100円というバーゲンがあり、思わず3杯300円分も買ってしまった。帰ってから数えたら240球も入っていた。全部で300円ですよ! ただし、色とか品種とかは不明! こだわり派のガーデナーたちは、こんなポリシーのない買い方はしないのだろうか。僕は、この球根を家の前の歩道の並木の根元に植えようと思っている。なんてったって、240球で300円なのだ! カミさんは一応、こだわり系の球根を数袋、半額で購入してきた。 1月20日 大人買いの満足感がある反面、花色不詳にとまどう さて、チューリップの球根を二度に渡ってバーゲンで入手したのだが、結局、今年は僕が安物球根を約300球と、カミさんがこだわりの球根を数十球購入したことになる。きっと春には、豪華なチューリップガーデンができ上がるはずだ。子どもの頃はせいぜい数個しか植えられなかったから、300球はまさに"大人買い"の満足感である。 しかし問題は、僕が購入した内の約240球の花色不明な球根たちである。ただ植えたら、おそらく赤やピンクや黄色の色とりどりの平凡なチューリップが安っぽく咲く可能性が高い。平凡なチューリップが馬鹿にされ、やれフリンジ咲きやら原生種やらがもてはやされるご時世である。 Photo/Mikhail Abramov/ ピンクに赤に黄色……うわ~下品でビンボーっちい? ハイセンスなガーデナーたちからはヒンシュクものだろうか?

東京・丸の内では、3万株のチューリップで飾られていると聞くが、それに較べれば僕のプロジェクトは、まあ100分1だけれど、僕にとっては大変な数なのだ。大のオトコがチューリップなんぞではしゃぐのは、みっともないかもしれないが、次々とつぼみが出てくると思わず嬉しくなる。 なんてったって、子どもの頃から憧れたチューリップいっぱいの庭がまもなく実現するのだ。狭い庭で植え場がないので、歩道の並木の根元にも進出している。まあ、花が咲けば道ゆく人も楽しんでくれるだろう。 3月25日 チューリップ開花宣言! 横浜では桜の開花宣言が、数日前に出された。そして僕は、チューリップ・プロジェクトで育てているチューリップの開花宣言をするのだ! 300球1, 300円で入手して、一気にチューリップ熱に冒されている訳だが、心の中で密かに、平凡で安いチューリップであっても、やれフリンジだ、原種だと、最近流行の高級"ブランド"チューリップに負けない「表現」をしてやろうと、男庭魂をメラメラと燃え上がらせているのだ。 だが一方で、我が男庭に「チューリップが咲いた♪」なんてタイトルでピンクの花を紹介することに、少々抵抗があるのは事実だ。しかし、きっとこのピンクの平凡なチューリップの花に多くの人々がホッとして共感を覚えるのだと思う。誰もが、心の中には、子どもの頃の思い出としてピンクのチューリップが咲いているだろうから。 よし、これからしばし男庭をピンクの平凡チューリップで埋めて、男らしい表現を試みてみるか! 3月29日 待ちに待ったチューリップが次々開花 今朝のニュースで東京は桜が満開だという。季節の変化が早すぎる。僕のチューリップ・プロジェクトも状況は刻々と変化している。ボケッとしていると花が終わってしまいそうだ。 子どもは視線が低いのでチューリップを横からしか見ないが、オトナの僕は下から見たり上から見たりする。上から見ると、それはそれは、芸術的なのをご存じだろうか。僕は、こういう「赤と黒」でスタンダールっぽい雰囲気が好きだ。 そして、チューリップは葉の表現も魅力的だ。普通の葉と斑入り葉越しにクリスマスローズを撮ってみた。園芸を「育てる」から、さらに一歩進んで「表現する」、つまり創造の領域でとらえると、いろいろ楽しみが増すものだ。 姉がパッチワーク教室の先生をやっているが、「園芸も表現だととらえると、布で表現するパッチワークに似ているわね」と言った。なるほど、その通りだ!

June 2, 2024, 2:03 am