精神 科 作業 療法 レクリエーション 高齢者

さて、精神科にお勤めの皆様 作業療法士は塗り絵を持ってきたり レクをやったり毎日楽しそうですよね? 「そうです。とっても楽しいです笑」 OTの時間だけ来て 楽そうに見えますよね? 「そうです。病棟勤務の看護師さんよりは ずっと楽だとおもいます。」 遊んでるだけに、見えますよね? 「いいえ。これはちゃんと理由をもって 皆やっています。」 今回は塗り絵を例にとって 考えてみましょう! STEP1 まずは大きな形で考えてみると 塗り絵といっても それはひとつの絵なわけで 絵心なんかをやっぱり気にしますよね? 【まとめ】作業療法とレクの違いって?作業が持つ2つの側面からかんたんに解説 | しろくまハートブログ. 「よし上手くいった」 「上手くいかなかったけど丁寧に塗れた」 こんなところから ◆自己表現を促す ◆自己効力感を促す なんて言い方をします。 砕いて言うと 自分の感情や考えなんかを 絵を通して出力する(outputする) これだけ丁寧にできたんだと 達成感を感じる というところを 塗り絵で引き出しているわけです。 STEP2 さて少し細かく見ましょう。 塗り絵をしているときの工程を 分析していくんです。 OTさんは作業分析って言いますね! 1絵を見て、何が描かれてるか理解する 2どんな色がよいか考える 3その色を色鉛筆から探す 4手に一つの色鉛筆を持って塗る 目で見て、色(映像)をイメージして という感じで実に視覚的で 動きの小さな作業ですね! しかしこの一連の工程だけでも 1視覚認知 空間認知(何が描いてあるか) 2記憶(過去のデータから色を思い出す) 3選択性注意(複数から一つへ意識を向ける) 4持続性注意(集中して持続的に活動する) と様々な高次脳機能を用いています。 統合失調症なんかのお薬は 副作用で認知機能が落ちるものもありますし そもそも症状として認知機能障害があります。 そこで認知機能を自然と使う リハビリと併用が大切なんですね。 こうなると目的は ◆集中力の維持、向上 ◆記憶機能の賦活 となるわけです。 STEP3 最後に作業療法をする場について考えてみて 集団でおこなっていることが多いので 自然と「上手いね」と言い合ってみたり となりの人の塗り方を見て「真似してみよう」 と思ったりします。 ◆対人交流の促進 ◆他者をものさしとする なんかが目的になりますでしょうか。 というところで しっかりと目的をもって 作業療法をやってるんですね! 対人交流を促す必要がよい人は 個人作業療法にしたり 選択性注意の著しい低下で 塗り絵に集中出来ない人には 手渡す色を減らしたり そうやってリハビリをしています。 次回はカラオケ辺りを 目的で考えて見たいと思います!

  1. 【まとめ】作業療法とレクの違いって?作業が持つ2つの側面からかんたんに解説 | しろくまハートブログ

【まとめ】作業療法とレクの違いって?作業が持つ2つの側面からかんたんに解説 | しろくまハートブログ

2019年1月12日 2020年1月31日 私がいた精神科病院では、作業療法士がレクリエーションをしていると、看護師から監視され、怒鳴り声がとんでくる 恐怖のレクリエーション が行われていました。 そのため、誰もレクリーダーをやりたがらず、新人の作業療法士が毎日のように押し付けられるのです。 監視や怒鳴り声は患者さんにもおよぶため、かなり異様な雰囲気でした。 はじめに ブラックすぎる精神科Y病院にいました、作業療法士の コージ です! 新卒一年目に就職してしまったこの病院では、毎日のように 恐怖のレクリエーション をやらされていました。 一年半後に退職するまで、看護師や先輩の作業療法士たちから文句を言われ続けました。 この精神科病院では、新人を怒鳴るだけではなく、患者さんを叩いたり日常的に 虐待 をする人まで存在するのです。 今回は、私が新人の頃に経験した、実際の体験談となります。 新人に押し付けられるレクリーダー Y病院の作業療法士は全員合わせて9人いましたが、課長を除いた全員が経験1~2年目の作業療法士でした。 私と課長、そして 同期のA君 を除いた全員が女性であるため、私とA君の立場は 最悪 です。 Y病院に作業療法士として就職してから 3日後 、さっそく 事件 が起こることになります。 午前のレクリエーションが始まる 5分前 に、先輩OTのUさんからレクリエーションをやるようにと強要されました。 何も準備をしていないこと、患者さんの名前などもまだ覚えていないことなどを伝えましたが 「いいからやって! 二日間見てたでしょ!」 と舌打ちをされ、強制的にレクリーダーをやらされることになります。 棒体操用の新聞紙を巻いた棒を、作業療法室で見つけ、棒体操をやることにしました。 この病院の作業療法士が、誰もレクリエーションをやりたがらない理由を、このあとすぐに身をもって知らされることになります。 恐怖のレクリエーション 棒体操を始めようとすると 「今日はあいつがやんの?」 「あいつ新人じゃね?」 などといった声が聞こえてきました。 おそるおそる周りを見渡すと、看護師や看護助手が、壁に寄りかかって両腕を組みながら監視をしていました。 ナースステーションのイスに座り、頬杖をつきながらこちらをにらみつけてくる人もいます。 やりにくいなと思いながら、棒体操を始めてすぐのことでした。 看護師が 「ちゃんとやれよ!」 と棒で患者さんの背中を思いっきり叩いたのです。 バシッ!!!

公開日:2016. 11. 25 更新日:2016. 12.

June 1, 2024, 7:57 am