ガラス の 仮面 マヤ 真澄

"ガラスの仮面 京都編"/"ゆなりん" Series [pixiv]

真澄陥落。 次ページをめくると読者はぎょっとすること請け合い、丸々1ページを割いて、ゆらゆらと立ち上るオーラをバックに白目赤面という表情コラボレーションにて仁王立ちする真澄……のバックにさらに同じ表情の真澄のドアップ。 アップとロング、ダブルの白目真澄にかぶさる「ああ……もう……だめだ……」(「だめだ」がひときわ大きい)の文字(失礼ながら笑いを抑えきれませんでした。ちなみにこのページの真澄、デッサンもゆらゆらと狂いまくりです) 「だめだ」ってなにがだよ、と思ったら、隣ページにぎゅっと目を閉じた真澄の心の叫び「完敗だ……! これ以上自分の心をだませない」ですって。 (いままでオレが必死に保ってきた理性が、突き上げる感情に)「完敗だ」ってとこでしょうか。 サイヤ化した真澄は、ついに自分の感情のままにだっとマヤに駆け寄り、抱きしめた。 ビックリするマヤ。嬉しいと言うよりもビックリしてるマヤちゃんと必死な真澄の温度差が笑えます。 「もういい、もうやらなくていいから……わかったから」 残念、サイヤ化中途半端。 「わかったから……」だけじゃわからないでしょうが。好き、愛しているなどの決定的な一言をどうしても言えない真澄。読んでいる方としてはこのへんでだんだん腹が立ってきます。 案の定、人一倍鈍いマヤには、何を「わかったから」なのかはっきり理解できていない様子。戸惑っていますが、愛する真澄から抱きしめられたのですから、当然イヤなわけありません。 そこへぞろぞろと朝日を見に上がってくる乗客たち。 「わっラブシーン」「ぎょっ」 「速水さん噂になってます」と身を引こうとするマヤ。速水よりよっぽどまわりの状況が見えているみたいです。 ところがいつもの速水さんなら「はっ」(白目)でマヤを離すだろうに、「ギュ」とさらに抱きしめる。 びっくり(私が)。どうやら……速水社長、ネガティブぐるぐるループから一歩抜け出せそうかも!

もう30年以上読み続けているこのマンガ、ネットで盛り上がっているのを知り、たぶん十数年ぶりに漫画雑誌「 別冊花とゆめ 」を買ってしまいました。 その3月号をご紹介します。 ●前回までのだいたいのあらすじ 偶然豪華客船アストリア号のワンナイトクルーズに乗り合わせることになったマヤと真澄。 2人で楽しい時間を過ごすうち、紫織が画策した指輪事件などによるお互いのわだ かまり も消えていき、昔のような屈託のないやりとりが。 夜になり、速水はマヤを、紫織が真澄と既成事実をつくるために リザーブ してあった部屋へ案内する。 おれはその辺で寝るからとマヤを部屋に残し去る真澄。 豪華なダブルベッドを見たマヤはショックを受け、真澄が紫織のために用意した部屋でなんか眠れないと涙を流しながら真澄に部屋のカギを返しに行く。1人デッキで酒を飲んでいた真澄はうろたえ、あの部屋は紫織が勝手に予約したもの、君に会うまでは泊まらずにかえるつもりだったと必死の言い訳(笑) そしてあげくはカギを夜の海に放り投げる。 結局ラウンジで眠った2人、次の日、目を覚ましたマヤは朝焼けの空のあまりの美しさに真澄を起こし、甲板へ連れ出す。 速水さんが間に合ってよかったと嬉しそうなマヤに戸惑う真澄。 もしかしてあの暴漢事件のあと、大怪我をして気を失っていた間に夢うつつで聞こえたマヤの愛のセリフ。 夢ではなく現実……? あの日社長室に落ちていた血染めのハンカチを内ポケットから出して差し出すとそれを真っ赤になって受け取るマヤ。 やっぱりこのハンカチはマヤのものだった! それでもどうしても確信が持てないネガティブ真澄。あのとき耳にした言葉(阿古夜のセリフ)を直接自分の耳で確かめたい! 真澄はマヤに、ここで阿古夜を演じてみてくれと頼む。今、船上の阿古夜が始まった……!!

May 18, 2024, 4:47 am