製造現場のなぜなぜ分析と利用方法についての概略説明

複数の要素をまとめない 手順1で課題を具体的に定義しても、複数の原因があげられることがあります。この場合は1つにまとめるのではなく、1つずつ分解してなぜなぜ分析を進めるようにしましょう。 課題:ダイエットのために毎日5km歩いているが、体重が1kgしか減っていない。 なぜ:消費カロリーが少ないから。 課題:ダイエットのために毎日5km歩いているが、体重が1kgしか減っていない。 なぜ:①距離が短いから。②ウォーキングでは消費するカロリー数が少ないから。 3. 因果関係に気を付ける 因果関係が成り立っていなければ、論理構造が崩れ、根本原因にたどり着くことはできません。課題と原因の因果関係が成り立つか意識して分析しましょう。ここでは、現職であるWebマーケティングでの事例を使って解説します。 課題:サイト経由の問い合わせが少ない。 なぜ:SNS運用を上手くできていないから。 因果関係が成り立っているように見えますが、実は論理が飛躍しています。因果関係があるかどうかは、原因→課題の順に文章をつなげてみると判断がつきやすくなります。 「SNS運用を上手くできていないから、サイト経由の問い合わせが少ない。」 上記のように書き換えると、論理が飛躍していることに気がつきます。 それでは、良い例をみてみましょう。 課題:サイト経由の問い合わせが少ない。 なぜ1:サイトへのアクセス数が少なすぎるから。 なぜ2:集客する方法が広告に依存しすぎているから。 なぜ3:知識が乏しく、SNSなど広告以外の方法を上手く運用できていないから。 悪い例と比較すると、より論理的な分析になっています。 4. 人ではなく仕組みに注目する 1. なぜなぜ分析とは【なぜなぜ分析の進め方:第1章】|カイゼンベース. で取り上げた事例を使って解説します。 上記の場合、「申し訳ございません、疲れが取れるよう早めに就寝します。」などの返答で終わってしまいかねません。これでは再発防止には繋がらず、組織として何も成長しません。このような事態を防ぐためには、仕組みに注目することが重要です。 課題:商品の品質にばらつきが生じ、規格外のものを生産してしまった。 なぜ1:作業の内容に個人差があったから。 なぜ2:作業手順書に曖昧な記載が多かったから。 なぜ3:作業手順書発行時の承認ルールが不明確だったから。 解決策:作業手順書発行時の承認ルールをリスト化し、曖昧な記載の手順書は発行できない仕組みを作る。 手順3.

なぜなぜ分析とは【なぜなぜ分析の進め方:第1章】|カイゼンベース

→ ユーザの保守点検時に取り付け位置をミス (2) なぜユーザは取り付け位置を間違えるのか? → 保守点検マニュアルの記述がミス (3) なぜ運転保守マニュアルの記述が間違っているのか? → 担当者がミス (4) なぜ担当者はミスした?

製造業のなぜなぜ分析(現場の問題の原因解析と対策手順)高崎ものづくり技術研究所 | 高崎ものづくり技術研究所

特に製造業界で多いのかもしれませんが、仕事でなにか失敗や製品の不具合があった時、上司やクレーム先から 「なぜ?」を5回繰り返して原因を分析し対策しろ と言われませんか? なじみのある人ない人いると思いますが、これは「なぜなぜ分析」と呼ばれる「対策したい問題の原因を究明する」手法です。 みなさん、ちゃんと理解して活用していますか?

なぜなぜ分析の簡単なやり方と実践例!真の原因を発見する方法を事例で解説! - 田楽ブログ

まず、1回目の「なぜ?」です。なぜ、使用中の加工設備が停止してしまったのでしょうか。原因追及では、まずは三現主義に立ち返り、現地、現物、現実(現象)を五感で見ます。これについては、後ほどご紹介します。 さて、1回目の「なぜ?」では、「設備が停止した原因は、 ドリルの回転軸に潤滑油が十分に流れていなかった ので、過負荷のためヒューズが飛び、加工設備が停止してしまった」ということが、実際に調べることで確認できたとします。 2回目のなぜ? 1回目の「なぜ?」で導き出された原因に、2回目の「なぜ?」を行います。なぜ、ドリルの回転軸に潤滑油が十分に流れていなかったのでしょうか。 「ドリルの回転軸に潤滑油が十分に流れていなかった原因は、ドリルの回転軸に潤滑油を供給する、加工設備に付帯している 油循環ポンプの回転軸が摩耗でガタガタになっているため、潤滑油を十分送り出せなかったため である」ということが確認できました。 3回目のなぜ? なぜなぜ分析の簡単なやり方と実践例!真の原因を発見する方法を事例で解説! - 田楽ブログ. 3回目の「なぜ?」です。なぜ、油循環ポンプの回転軸が摩耗していたのでしょうか。 「油循環ポンプの回転軸が摩耗した原因は、 油循環ポンプの軸受け部に、金属の切り屑が入って詰まったため である」ということが、油循環ポンプを分解して調べることで、確認できました。 4回目のなぜ? 4回目の「なぜ?」です。なぜ、循環ポンプの軸受け部に金属の切りくずが詰まったのでしょうか。 「金属の切り屑が、軸受け部に詰まったのは、潤滑油の中に含まれる切り屑を除去(ろ過)する、 フィルターが破損して小さな穴が開いていたため 、切り屑が通りぬけて軸受け部に入り、摩耗した」ことが、さらに調査することで確認できました。 5回目のなぜ?

そのためにはなぜを 5回繰り返えすことによって原因に辿りつく」と当時の未熟な技術者に、教える ために、なぜなぜ5回を提唱したのです。 ところが、残念なことに「なぜなぜ5回」の形だけが独り歩きしてしまいました。 目的は、真の原因に辿りつくことです。そして、二度と問題が再発しない ように対策することです。なぜなぜを5回繰り返すことの意味を改めて考えて 見る必要があります。 (続く) 製造業の管理者・リーダー品質改善 研修テキストシリーズ 2021年 DVD版:音声解説&スライド・テキスト・ 各6000円 ★廉価版 PDFテキストシリーズは< こちらから > ★会員割引特典 通常価格よ り → 30% Off 会員登録は< こちらから > No. 01 :6, 000円 時代に適した新たな品質管理の取り組みに重点を置き、潜在不良の未然流出防止対策の考え方と実施手順について解説します。 品質管理の基本とルールを守るしくみ、 工程設計段階における予防処置、4 M管理手法、検査方式設計手法など。 詳しい内容は < こちら > No. 製造業のなぜなぜ分析(現場の問題の原因解析と対策手順)高崎ものづくり技術研究所 | 高崎ものづくり技術研究所. 02:基礎編 6, 000円/ 応用編 6, 000円 ヒューマンエラー対策のポイントは、ミスの起きやすい作業を科学的に分析すること、ミスを予防するためのしくみをしっかり構築することです。多品種少量生産工場においてヒューマンエラー対策は最も重要な品質向上策です。 詳しい内容は< こちら > No. 03 :6, 000円 多品種少量生産工場における現場の日常管理の主体は4M変化点管理です。本マニュアルでは、4M変化点の発生するケースを3つに分類し、それぞれの管理方法、手順を詳しく解説します。 詳しい内容は < こちら > No. 04:基礎編 6, 000円/ 応用編 6, 000円 モノと情報の流れ図を作成し、流れを阻害する個所を特定し、しくみの悪さを是正する活動で、部分最適に陥ることなく、全体最適化を図り、工場の品質向上、生産性向上を図る。 詳しい内容は < こちら > No. 11:基礎編 6, 000円/ 実務編 6, 000円 FMEA簡易評価法(DRBFM)を基礎から学ぶための入門テキスト 基本的な考え方補助ツール、実施手順(事例)をわかりやすく解説します。 詳しい内容は< こちら > No. 12 :6, 000円 工程FMEAを実施するにあたっては、製造工程の信頼性設計の考え方、リスクの想定 と予防策を講ずることが前提となります。また上流工程からの情報の欠落、劣化を防止するためのレビュー実施が欠かせません。 詳しい内容は < こちら > No.

June 2, 2024, 12:48 pm