介護 メモの取り方

適確な情報を伝える 申し送りで大切なことは、適切な情報を正確に伝えることです。 5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように)を意識すると、正しい情報を伝えることができます。 しかし業務に忙殺され、申し送りで伝えるべきことを忘れてしまうことがあるかもしれません。 自分の記憶だけに頼って申し送りをしようとすると、要点を押さえることが難しくなるので、 重要な情報はできるだけすぐにメモに残す ようにしましょう。 メモ帳やノート、付箋を活用し、記録すべき内容や時刻を書き留めることが申し送りをスムーズに行うコツです。 メモは箇条書きやキーワード、イラストなど簡単なもので構いません。共有すべき内容を自分なりに記録することが大切です。 2. 簡潔に伝える 申し送りをスムーズに行うには、共有する情報を簡潔にまとめることが重要です。 たとえば「体調変化が起こったご利用者の情報」や「次の担当者にしてほしいこと」など、必ず伝えないといけない情報を事前に決めておきましょう。 ただし、共有する情報は伝え方次第で食い違いが生じる可能性があるので、できるだけ要点を整理して端的に伝えることがポイントです。 口頭で申し送りをする場合は「えーと」「あのー」などのつなぎ言葉や語尾を伸ばすクセ、不必要なジェスチャーなどは極力減らしましょう。 文章を使って申し送りをする場合は、長くなりそうなときは二行で一回言い切るなどを心がけると読みやすくなります。句読点を使ってしっかり話を区切ることがコツです。 3. 事実と意見と推測を分ける 申し送りでは、事実と意見と推測は分けて話しましょう。 たとえば「◯◯さんは朝から少し元気がなさそうに見えました」という伝え方だと、実際に具合が悪かったのか、それとも介護スタッフがそのように感じただけなのかよくわかりません。 事実や意見、推測が混ざってしまうと聞き手は理解しにくいうえに、間違った解釈をしてしまったり、誤解が生じてしまったりする原因にもなります。 介護の申し送りの際は、自分の意見や推測を事実と分け、客観的に正確な情報を伝えることが大切です。 また、自分の意見や推測を伝える必要があるときは、「私の意見ですが」や「推測になるのですが」など、一言入れると理解しやすくなるでしょう。 4.

  1. 仕事を覚えるコツ | 介護の方法[介護110番]

仕事を覚えるコツ | 介護の方法[介護110番]

「5W1H」を意識する 5W1Hを介護記録にあてはめれば、何を書けば良いかが見えてきます。 who(誰が) 主語に当たる「who(誰が)」を補うことで、誰が何をしたのか状況を理解できます。 what(何を) 記録で一番大切な「何をしたか」は、文章の最初の方で簡潔に提示するのがわかりやすい記録のコツです。 when(いつ) 時刻の明記はもちろん、「おやつの前に」「レクの歌を一曲歌った後に」というように、できごとに絡めて書くといつ起こったことなのか明確になります。 where(どこで) 「リビングで」だけではなく、「リビングの窓際にある椅子に座って」のようにできるだけ細かく書きます。 why(なぜ) 「トイレに行くため」「肌寒いと感じたため」など、なぜその対応をしたのか具体的な理由を明記しましょう。 how(どのように) 利用者さんがどんな方法で、どんな表情でそれを行なっていたかを記録します。 2. 客観的な事実を書く 介護記録には介護士さんの憶測や感想ではなく、客観的な事実をメインに書くようにします。 その場にいない人が読んでもどんな状況だったのかがわかるようにまとめるのがポイント。 感想文ではないので注意が必要です。「楽しそうに」「おいしそうに」など介護士さんが利用者さんと接して感じたことや気づいたことは、事実と感想が区別できるように記載することを意識しましょう。 3. 専門用語や略語の使用は控える 介護記録は職員だけでなく、利用者さんやご家族が読むこともあります。誰が読んでもわかりやすいように、専門用語や略語の使用を使わずに書くのが望ましいです。 職場の方針で専門用語を使う場合は、第三者にもわかりやすく説明できるようにしておきましょう。 その他にも、使用が禁止されているまたは気を付けた方がよい表現があります。 侮辱、差別的表現(ボケ、しつこい、勝手に~した。など) 利用者さんに対する命令や指示の表現(~させた。など) 徘徊、不穏、介護拒否などの表現 当然のことではありますが、利用者さんの人格を否定するような侮辱や差別にあたる表現は絶対に避けなくてはいけない言葉のひとつです。「しつこい」や「わがまま」などは、うっかり使用してしまう恐れもあるため注意しましょう。 また、利用者さんを下に見ているように受け取られかねない表現にも気を付けましょう。介護記録に書く際は、「~するよう勧めた」といった表現がおすすめです。 また、徘徊、不穏、介護拒否などの用語は介護の現場でもよく目にするものかもしれませんが、利用者さんやご家族の中には不愉快になったり悲しくなる方がいる表現でもあります。基本的には施設のルールに則るべきですが、やわらかい表現に言い換えるなどの配慮が求められます。 4.
0℃、血圧125/80、脈70 酸素飽和度99%でした」 のような送りがあったとします。 これをメモするなら 『7.
June 1, 2024, 10:30 pm