Fpが教える国民年金基金のメリット・デメリット!【得する効果からリスクまで】

サラリーマン世帯の老後生活保障の充実を図る目的で導入された厚生年金基金ですが、経済情勢の変化などから制度破綻をきたし、基金を解散して他の企業年金に移行することが求められています。 ここでは、厚生年金基金の仕組みと現状について解説します。 元航空自衛隊の戦闘機パイロット。在職中にCFP(R)、社会保険労務士の資格を取得。退官後は、保険会社で防衛省向けライフプラン・セミナー、社会保険労務士法人で介護離職防止セミナー等の講師を担当。現在は、独立系FP事務所「ウィングFP相談室」を開業し、「あなたの夢を実現し不安を軽減するための資金計画や家計の見直しをお手伝いする家計のホームドクター(R)」をモットーに個別相談やセミナー講師を務めている。 厚生年金基金とは? 厚生年金基金とは、企業が単独あるいは共同して設立する法人によって、より手厚い老後保障を行うことを目的として、厚生年金保険法に基づいて設立された企業年金制度です。 会社員が加入する年金制度は、全国民が対象となる「国民年金」、会社員などが加入する「厚生年金」そして「企業年金」の3階建て構造になっています。 企業年金連合会HP「日本の年金制度の体系」より筆者作成 厚生年金は、国が運営する公的年金で、会社員であれば必ず加入しなければなりません。しかし、企業年金は企業が運営する私的な年金であり、全ての企業が企業年金を採用しているわけではありません。 そして、企業年金には、「厚生年金基金」、「確定給付企業年金」および「確定拠出企業年金」があります。 また、厚生年金基金は、他の企業年金とは違い、国の年金である厚生年金の一部を代行した上で、さらに独自の上乗せ給付を行う仕組みになっています。 企業年金連合会HP「よくあるご質問」より筆者作成 厚生年金基金が廃止されるわけとは?

  1. 国民年金基金の仕組みとデメリットを詳しく解説【破綻する?】
  2. FPが教える国民年金基金のメリット・デメリット!【得する効果からリスクまで】

国民年金基金の仕組みとデメリットを詳しく解説【破綻する?】

親から受け継いだ個人事業を営んでいるA子さんの例で見てみましょう。 図3:A子さんの「国民年金基金」加入状況 30歳の誕生月に1口目・A型に加入したA子さんの掛金月額は、1万1, 990円。受け取る年金月額は2万円です。さらに、Ⅰ型に2口加入している2口目以降の掛金月額は、3, 635円×2口で合計7, 270円。受け取る年金月額は、1万円×2口で合計2万円です。 これらを合計すると、掛金月額は1万9, 260円。年金月額は4万円となります。 60歳までの支払いで考えると、掛金年額は23万1, 120円。一方、65~80歳までに受け取る年金額は、年額で48万円。その後は"終身年金"として年額24万円を受け取ることができます。 このA子さんの例では、課税所得額を400万円とし、所得税および復興特別所得税の合計税率を20. 42%、住民税率を10%として計算※すると、年間の掛金(23万1, 120円)の軽減額は概算で7万306円となります。つまり、実質の掛金負担額は、16万814円となるわけです。 この例からも「国民年金基金」が税制面で有利であるということがわかります。 ※2019年4月現在の税制に基づき計算。 図4:自営業を営むA子さん(女性、課税所得額400万円)が、30歳0か月で加入した場合 まとめ 国民年金基金は、年金額が確定していて掛金額も一定。 ライフプランに合わせ、自由なプラン設計ができる。 掛金は全額社会保険料控除の対象なので、税制面で有利! FPが教える国民年金基金のメリット・デメリット!【得する効果からリスクまで】. 老後のお金のギモン 全部お答えしますTOP Lesson 1 自営業・フリーランスは老後の備え、どうすればいいの? Lesson 2 付加年金、小規模企業共済、個人年金...... 数ある"上乗せ年金"をどう選ぶ? Lesson 3 もっと知りたい!「国民年金基金」の仕組みとメリット Lesson 4 「国民年金基金」の掛金や給付にまつわるQ&A Lesson 5 「ライフプラン」から考える老後のお金の備え方

Fpが教える国民年金基金のメリット・デメリット!【得する効果からリスクまで】

自営業やフリーランスで生計を立てている場合、老後に不安を感じるかもしれません。「サラリーマンには厚生年金があるけど、自分には国民年金しかないから生活難しそう」と思う人にご一考していただきたいのが、国民年金基金です。 国民年金基金は自営業者やフリーランサーの老後を支える年金制度 です。「聞いたことはあるけれど、毎月の納付額や将来受け取れる金額が不安」という人も多いでしょう。 そこで本記事では、 国民年金基金の概要と、メリット、デメリット、将来の受給額確認法 をご紹介します。国民年金基金の内容を知っておくと、加入すべきかどうかを検討できます。 この記事を読んで、「得するお金のこと」についてもっとよく知りたいと思われた方は、お金のプロであるFPに相談することがおすすめです。 マネージャーナルが運営するマネーコーチでは、 FPに無料で相談する ことが可能です。 お金のことで悩みがあるという方も、この機会に是非一度相談してみてください。 お金の相談サービスNo.

加入によるメリット 国民年金基金の掛金は、将来も一定 少ない掛金・自由なプランで始められます。加入後もライフサイクルに応じて月々の掛金を増減することもできます。 掛金は、全額所得控除で税金がお得 掛金は、全額が所得控除の対象となり、所得税や住民税が軽減されます。※ 一般の個人年金が最大で年額4万円(平成24年1月以降に契約した個人年金)までしか所得控除されないのに比べても断然お得です。例えば、課税所得金額400万円くらいで、国民年金基金の掛金が年額30万円の場合なら、所得税・住民税の合計で約9万円軽減され、国民年金基金の掛金は、実質約21万円となります。 ※軽減額は概算であり、課税所得金額、掛金額等により異なります。 ※海外に居住されている方は、原則として所得控除が受けられません。 年金額が今からわかる 加入したときに将来受け取れる年金額をあらかじめ確認してからご加入いただけます。 実際、ご加入中の方々が選択したプランをご覧になりたい方はこちらから。

June 1, 2024, 4:09 pm