免疫 力 を 上げる 漢方薬
- 情報42:免疫力を高めてコロナに負けない | サニー薬局
- 漢方で免疫力を上げて風邪や感染症対策を!?手洗いうがいも忘れずに!
- がんの漢方のおすすめを医師が解説!がんの成長を抑え末期症状を抑える漢方は?
情報42:免疫力を高めてコロナに負けない | サニー薬局
ちょっと前までは「免疫」なんて、超怪しかった! 僕は以前「免疫力=怪しい」とコメントしていました。僕の本にも「免疫力」は医学用語ではなく「健康力」と言い換えると整合性があいますと説明しています。免疫力を測る医学的マーカーはなく、なんとなく風邪を引きにくいとか、がんになりにくいとかをイメージ(連想)させて、「○○は免疫力を上げる」などというキャッチフレーズに利用され、ともかく怪しい雰囲気が漂っていたのです。 これまでの研究の常識がひっくり返ったよ 免疫チェックポイント阻害薬が臨床で使われるようになり、世界はちょっと変わりました。免疫チェックポイント阻害薬はノーベル賞の本庶佑先生が開発し、免疫のブレーキを外す作用をもっています。免疫力を上げる(アクセル)作用はずっと研究されていましたが、どれも失敗でした。 「免疫のブレーキを外す」免疫チェックポイント阻害薬は明らかな抗がんエビデンスを獲得した医薬品として臨床に登場しました。最初はまれな皮膚がん(メラノーマ)に対して認可され、今ではさまざまながんに適用が拡大されています。免疫のブレーキを外すのですから、メラノーマだけでなく、いろいろながんにも有効なはずです。実際に臨床試験で有効という結果がどんどん出ています。 ブレーキを外せばアクセル全開!
漢方で免疫力を上げて風邪や感染症対策を!?手洗いうがいも忘れずに!
気虚の人は真っ先に風邪をひく 特に、気虚の人は、風邪のシーズンになると、誰よりも先に風邪をひきがちです。 同じウイルス疾患であるインフルエンザやコロナウイルスについても違いはありません。 本格的に感染症にかかってしまったら、漢方薬を切り替える必要がありますが、かからないようにするための予防に、また病後の回復に、医療現場でもしばしば補気剤を処方します。 1-4. 気虚に使う三大漢方薬とその効果 気虚に使う三大漢方薬があります。 漢方薬にも作用が強過ぎるものもありますが、補気剤は、虚弱な人、高齢者にでも使える比較的使いやすい漢方薬です。 ・補中益気湯(ほちゅうえっきとう) ・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう) ・人参養栄湯(にんじんようえいとう) 1. 補中益気湯(ほちゅうえっきとう) 最もよく使用される補気剤で、風邪予防や風邪が長引いてグズグズ治らない時、病後の回復にもしばしば処方します。 体の内側、外側からエネルギーを補います。 冷えや寝汗を伴う場合。また、更年期や産後の子宮の下垂にも。 2. 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう) 10種類の生薬が含まれる補気剤で、特に貧血傾向がある場合に使います。 気だけでなく、血(けつ)と呼ばれる血液が不足している人に向いています。 要するに、WELLMETHODでもしばしばご紹介している隠れ貧血がある人の日常的な諸症状に向いている漢方薬ということです。 皮膚の乾燥を伴い、冷えがあるタイプに、慢性疾患がある人の体力の低下に対してしばしば処方します。 風邪を引いた際の倦怠感には、どちらかといえば、補中益気湯が向いています。 3. 漢方で免疫力を上げて風邪や感染症対策を!?手洗いうがいも忘れずに!. 人参養栄湯(にんじんようえいとう) 特に、呼吸器が弱い人、呼吸器症状がある場合の倦怠感に使います。 十全大補湯に加え、鎮静作用のある茯苓(ブクリョウ)、鎮咳作用の五味子(ゴミシ)を含んでおり、呼吸器の慢性的な病気(喘息、肺気腫、肺癌など)を有している場合に有効です。 十全大補湯と同じ生薬も含まれているので、隠れ貧血がベースにある人で特に呼吸器が弱い人に向いています。 嚥下障害がある場合にも有効と考えられるので、高齢者で嚥下機能が悪い人にもよく使用します。 1-5. 補気剤の免疫への効果 補気剤は、免疫細胞の減少を食い止め、免疫のバランスを調整し、ウイルスが感染した細胞や腫瘍細胞を駆除する免疫細胞・NK細胞を活性化する働きがあることがわかっています。 1.
がんの漢方のおすすめを医師が解説!がんの成長を抑え末期症状を抑える漢方は?
HOME コラム 免疫力を高める方法とは【西洋医×漢方医のコラム】 2019. 01.
生活についての処方箋 気虚の人にとっては、とにかく無理は禁物です。 ストレス要因をなるべく排除し、ゆったり規則正しいライフスタイルを送るのが一番です。 ゆっくり休養、睡眠をとり、無理な運動はせず、ヨガやストレッチ、ごく軽い散歩などをして自分のペースで生活をしましょう。 筋トレやジョギングなどを無理してしないようにしましょう。 また、気が向かない人付き合いや外出も控えて、自分の趣味のこと、好きなことをやりたければやり、やりたくなければ、ただただ家でゆったりと過ごしましょう。 3-2.