早稲田大学本庄高等学院 女子 お得か

埼玉県本庄市栗崎 2012年1月 文化を引継ぎ、新たな時代を拓く 新校舎 丘陵地にあるキャンパス全体に点在する施設群と豊かな自然。創立30周年を機に大学が描いたキャンパス将来構想と基本ダイアグラムに基づき、キャンパス南麓の既存グランドに面して建つ新校舎である。 外観は合理性を追求したシンプルな形態である。アルミ製エキスパンドメタルによるシームレスなスクリーンを窓の前面に設け、バードストライク抑制と室内の温熱・光環境の快適性向上を両立している。 インナーエリアでは、「交流ラウンジ」を中心とした回遊性に富んだ空間が、3フロアに構成された教室群を有機的につなぐ。高さの異なる吹抜や段状の階段、滞留できるスペースを連続させ、多様なアクティビティとコミュニケーションの誘発を期待している。移動教科型教育システムとともに学院固有の文化を醸成してきた旧校舎の中庭を囲う空間特性の発展的継承も意図している。 延床面積:9, 070m 2 階数:地上3階 主要技術:エキスパンドメタルおよびその製造方法、エキスパンドメタルを用いた有孔壁 受賞:第46回SDA賞、2014年日本建築学会作品選集

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広大なキャンパス、学習環境抜群。早稲田大学本庄高等学院 早稲田大学建学の精神に基づき学校生活を送る早稲田大学本庄高等学院 早稲田大学が創立100周年を迎えた1982年に附属校として開校。2007年より共学となる。早稲田大学の直系附属校としては、本庄高等学院と早稲田大学高等学院(東京都/男子校)の2校。 早稲田大学建学の精神に基づき、「自ら学び自ら問う、学習の基本姿勢を養う」「総合的な理解力、独自の批判精神を含めた個性的な判断力を養成する」など4つの教育方針を掲げる。この方針のもと、生徒に自律と自立、進取の精神をもって積極的に学校生活を送り、自らを高めることを求めている。 学習環境は抜群。本庄市校外の丘陵地全体が早稲田大学本庄キャンパスとなっており、敷地面積856498平方メートル。その敷地内に高等学院の校舎がゆったりと広がる。キャンパスは自然豊かな森に囲まれ、キジやタヌキ、ヘビ、ウサギなどの動物たちや、カブトムシ、クワガタなどの昆虫たちの棲家ともなっている。梅や桜、山つつじの名所として市民にも親しまれ、散歩やジョギング、幼稚園や小学校の遠足などにも利用される。地域に開かれた環境と大学と同居するアカデミックな雰囲気のなかで、生徒たちは豊かな高校生活を送ることができる。 開放的で自由な校風。自主性があり、自らの目標にむけて積極的に努力する生徒に適した学校といえよう。生徒数は912名。

早稲田大学 本庄高等学院/所在地:埼玉・本庄。SGH(スーパーグローバルハイスクール)。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)。16年、女子学生グループの「クワの葉プラントオパール」についての研究論文が国際的植物専門誌「Flora」に掲載。大学受験がない分、時間をかけた実験やフィールドワークに注力。地域の環境保全プロジェクトなどにも取り組む(撮影/写真部・高井正彦) 2030年。あなたの子どもは何歳だろうか。ちょうどこの頃、社会の中核を担うのは今の中高生だ。AI(人工知能)の進化で仕事も働き方も急速に変わり始めた。変化の加速度を考えると、学校選びの基準もこれまでと大きく違ってくる。もう「教育改革」など待っていては、わが子の成長に間に合わない。AERA 2017年6月5日号では、「AI時代に強い中高一貫・高校選び」を大特集。アエラが注目する中高一貫校・高校の中から、早稲田大学本庄高等学院を紹介する。 * * * 校舎はいったいどこ? 不安になりつつ、丘を登っていくと、 「ホーホケキョ」 ウグイスの声が聞こえてきた。 埼玉県本庄市の浅見丘陵に広がる早稲田大学本庄高等学院のキャンパスはなんと86万平方メートル。東京ディズニーランドの1. 6倍にも及ぶ。敷地のほぼ全域が縄文時代からの遺跡で、古墳もある。同校の教育はこの自然豊かな環境と、大学付属で受験がないという特徴を最大限生かしたものだ。 「これがヌマエビの赤ちゃん。こっちはシマドジョウかな」 ●国際専門誌に論文掲載 放課後、近くを流れる元小山川では、長靴つきのつなぎに身を包んだ同校の女子生徒9人が、網の中を夢中でのぞき込んでいた。彼女たちは、同校のスーパーサイエンスクラブ「河川研究班」通称「かわけん」のメンバーで、定期的に水質調査と生態系の研究を続けている。「かわけん」は地域の環境保全プロジェクトにも多く関わり、昨年度は同県の環境大賞優秀賞を受賞した。 同校は2002年度から昨年度まで3期連続してスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されてきた。アエラでは今回、同校のサイエンス教育の蓄積に注目した。授業はもちろんだが、目を引くのはサイエンスクラブの研究だ。昨年は、女子生徒のグループがまとめた「プラントオパール」と呼ばれる植物化石についての英語論文が、査読付きの国際的植物専門誌「Flora」に掲載された。その取り組みの効果について指導した半田亨教諭は言う。 トップにもどる AERA記事一覧

May 16, 2024, 10:18 am