犬 気管虚脱 注射 で の 治療
- アトム動物病院・動物呼吸器病センター/板橋区/呼吸器病センターとしての強み
- 気管虚脱「なかなかできるもんじゃない」│ルナ先生日記
- 犬の気管虚脱、症状と外科手術|アトム動物病院 動物呼吸器センター|東京都板橋区徳丸 | ドクターズインタビュー (動物病院) - Part 2
- 気管虚脱の内科的管理 | 松戸市・市川市 - かんじ動物病院
アトム動物病院・動物呼吸器病センター/板橋区/呼吸器病センターとしての強み
頼れる獣医が教える治療法 vol. 013 犬の気管虚脱、症状と外科手術 呼吸器系疾患 アトム動物病院動物呼吸器センター 米澤 覚院長 気管虚脱は手術で治せる!気管を広げ今までと変わらない生活を取り戻す ―犬に多い気管虚脱とは、どのような病気ですか?
気管虚脱「なかなかできるもんじゃない」│ルナ先生日記
治療は、「内科的治療」と「外科的治療」に分けられます。 内科的治療では、咳止め、気管支拡張剤(気管は拡がらない)、去痰剤、抗炎症剤(ステロイドなど)、酸素療法があげられますが、根本的な治療にはなり得ません。あくまで対症療法(症状を軽減するための治療)で、潰れてしまった気管を元に戻すためには、外科的治療が必要となります。 しかし、以前は、外科的治療しか方法がないとわかっていても、虚脱した軟骨を元に戻すという治療法が存在していませんでした。注射器をラセン形に切って気管の外に入れたり、人の胆管用のステントを入れるなどの方法がありましたが、思うような成績は残せていませんでした。つまり、難治性疾患だったのです。 この感覚は今でも定着していて、「気管虚脱は治らない病気」として呪縛のように固定観念が根深く残っています。この呪縛を解く鍵をみつけたのが、大阪の小儀先生です。 1990年、光ファイバー用のアクリル剤を利用し、ラセン状に加工した気管外プロテーゼを考案したのでした。これまで治すことができなかった難治性の病気「気管虚脱」が、手術によって完治することも可能となったのです。 ―気管虚脱の手術は、新しい治療法なのですね。どのような手術を行うのでしょうか? 1990年の小義先生のご発表を聞き、私自身も約10年の間に20例の症例に、その手術を行ってきましたが、そこで分かったのは「ラセン状」という形状がどうしても問題を生じる、ということでした。 そこで、2000年に、材料は同じままで形状を改良した「PLLP(Parallel Loop Line Prostheses)」を開発したのです。 ジグザクの円筒形で、バインダーノートのクリップに似た形状で、気管軟骨の力学的な構造を模倣した全く新しいものです。このPLLPを気管の外に装着して、非吸収糸(溶けない糸)を用いて潰れた気管へ牽引を加え、円筒形の正常な形状へ戻す、という手術方法です。通常は、頸部からのアプローチで、頸部気管全域から胸部の第2肋骨付近までは手術が可能となり、ほとんどの症例に適応できます。 手術時間はおよそ1時間半。決して難しい手術ではありません。 ―気管虚脱の手術をした後の経過はどうでしょうか? 手術をした後は、気管虚脱を発症する前と同様の生活ができるようになります。気管が広く確保された状態が維持できるので、気管虚脱以外の合併症状がなければ、術後すぐに薬を飲む必要がなくなります。 それまで咳をして苦しそうにしていた子や、夜も眠れないほどの息苦しさを感じていた子が、普通の生活を送れるようになることが、本当に嬉しいですね。私が飼っているトイ・プードルも、気管虚脱の手術をしてから7年ほど経っています。その前に飼っていたトイ・プードルもやはり気管虚脱で7歳の時に手術をしましたが、老衰で亡くなる16歳まで気管は全く問題なく過ごしました。 場所 東京都板橋区徳丸1丁目5 −15 MAP 電話 03-3935-6355 診察動物 イヌ ネコ ウサギ ハムスター 診察領域 呼吸器系疾患
犬の気管虚脱、症状と外科手術|アトム動物病院 動物呼吸器センター|東京都板橋区徳丸 | ドクターズインタビュー (動物病院) - Part 2
気管虚脱の内科的管理 | 松戸市・市川市 - かんじ動物病院
気管虚脱(きかんきょだつ)という病気があるのを知っていますか? なかなか耳にすることのない病気ですが、早く対処しないとチワワなどの小型犬は特に命の危険がある病気なんです。 気管虚脱ってそんなに怖いの?ここで知識をつけていきましょう。 気管虚脱は正常に息、呼吸ができなくなる状態 気管虚脱とは、正常に息ができなくなる状態のことです。 気管は空気をしっかり肺に送れるように管が通っていますが、その管が何らかの原因でつぶれてしまうのです。つぶれてしまっては空気が送れないのは想像できますね。 空気が送れないと肺にしっかりと空気がいかないので、呼吸が苦しくなるんです。 つまり正常に息ができなくなる理由は、空気を通す管がつぶれてしまうことで起こります。 気管虚脱の原因はなに?防ぐポイント!
気管虚脱以外にも「ケンネルコフ」や「僧帽弁閉鎖不全症」など、咳を特徴とする犬の病気はたくさんあります。その中でも気管虚脱と似た咳のような症状が出るのが「逆くしゃみ症候群」です。 この逆くしゃみ症候群は、病気として考えられていないため治療は必要ありませんが、気管虚脱と見分けがつかないと悩む飼い主さんも多いようです。また、逆くしゃみ症候群だと思って様子を見ていたら、気管虚脱で症状が悪化してしまっていたというケースもあるので、注意しましょう。 また、逆くしゃみ症候群については一般的には治療の対象ではないものの、中高齢になってから症状が現れたりひどくなったり、頻度が増える場合は他の原因も考えられます。 逆くしゃみ症候群との見分け方とは 逆くしゃみ症候群は、鼻孔から空気を急激かつ連続的に吸い込む発作性の呼吸で、口を閉じた状態で行われます。気管虚脱より症状が早く収まることが多いともいわれています。飼い主さんでは判別が難しい場合は、症状が出たら動画を撮影しておき、獣医師に判断してもらうのもおすすめです。 監修/岡部知先生(厚木プリモ動物病院院長) 文/kate ※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。 CATEGORY 犬と暮らす 2020/06/01 UP DATE