イタリア人医師が考える、日本に引きこもりが多い理由。|Torus (トーラス)By Abeja|Note

A19 本人が成人しているのなら, 「管理」や「干渉」は最小限, つまり金銭面のコントロールだけに限定して, あまり生活面に介入すべきではありません。ましてや, 両親の判断でインターネットを使えない状態にするなど強引な対応は, 本人の両親に対する不信感につながりますし, それが原因で暴力行為に至ることもあります。プライバシーを尊重する姿勢を忘れずに対応することが大切となります。 家族の生活について Q20 本人 は家にこもって全く外出しようとしません。親だけが外出し, 自分の楽しみを持っていてもよいのでしょうか? A20 本人が リラックスできる環境をつくるためには, 親自身がしっかりリラックスすることが必要と考え, それぞれが自分の生活をしっかり確保し, 楽しむことが大切です。パートや習い事, 趣味活動などをある程度意識的に, 自分の世界を確保しておくことがよいでしょう。また, 親が楽しみの活動をすることは, ひきこもっている本人に対してお手本を示す効果もあります。 Q21 ひきこもり 本人にきょうだいはどのように関わっていけばいいでしょうか? A21 ひきこもりの対 応の主体はあくまで親です。きょうだいができることは雑談につき合う, 説教や干渉をしないという程度の協力である場合が多いでしょう。 その他 の場面では, きょうだいは自分の都合や趣味を優先して動いてかまいません。 きょうだいの関わりは結婚や就職などによって数年以内に中断してしまう可能性 もあります。一過性の濃密な関わりは, 中断することで結果的に本人を傷つけることがあります。 お問い合わせ先 名称:茨城県精神保健福祉センター 住所:〒310-0852茨城県水戸市笠原町993-2 電話:029-243-2870 FAX番号:029-244-6555

批判的な感情表出 「何もしないでごろごろしている」「いい年をして仕事もしない」などと、患者さんに対して不満や文句をいうことです。 2. 敵意のある感情表出 「いっそ、この子がいなければいい」「一発殴ってやりたい」「この人のせいで私の人生はだいなしになった」などの敵対的な感情をぶつけることです。 3.

「当事者のエゴが時代を変える」。吉藤オリィが参院選で見たある風景

——Hikikomoriは日本の引きこもりとは違う、というのはどういうことですか?

ひきこもりについて知りたい Q1 ひきこもりやすい 性格ってありますか? A1 「こういう 性格は絶対大丈夫」ということはなかなか言いにくく, ひきこもることは誰にでもありえるものです。例えば, 極端に内向的であるとか, 非社交的で友人関係がほとんどない場合などは, そうでない人に比べ, ひきこもり状態になりやすい傾向があるようです。しかし, もともと活発だった社交的な人が, ふとしたことから何年もひきこもってしまうこともよくあります。 Q2 ひきこも りは怠けではないのでしょうか? A2 ひきこも りは怠けや反抗ではありません。ひきこもりの状態は何らかの理由で「元気」や「自信」がなくなっている状態で, 表面上は怠けや甘えているように見える人 も, 強い引け目, 挫折感, 劣等感などがあり, 内心には深い葛藤を抱えていることがほとんどです。 Q3 ひきこもりは 時間が経てば改善していくのですか? A3 長期化している 場合, 放置しても改善は見込めません。まずは専門家のアドバイスを求めましょう。 ひきこもりと不登校について知りたい Q4 ひきこ もりと不登校は関係があるでしょうか? A4 ひきこも り事例の多くは不登校経験を持っていることが多く, 深い関係があるとい われています。 Q5 子どもの 登校しぶりや欠席が増えています。不登校の前兆でしょうか? 早めに病 院へ連れて行ったほうがいいでしょうか? A5 不登校というだけでは 必ずしも治療の対象とはならず, 慎重に時間をかけて検討する必要があります。思春期は, 不安定さが当たり前の時期です。数日学校を欠席した, あるいはちょっと家で物に当たったという理由で精神科に連れてこられる経験自体が, 子どもを不安にさせることもあります。本人の状態は本当に治療を必要としているのか, まず家族が相談機関(「第4部支援関係機関情報」参照)に相談してみる事もよいでしょう。 ひきこもりの支援について知りたい Q6 ひきこも り支援をするにあたって, 注意すべき大切なことはありますか? A6 ひきこも り支援の前提は「受容的態度」です。受容的態度なくして支援は始まりません。ただし, 受容にせよ, 待つことにせよ, そこには常に限界があるということを知っておく必要もあります。暴力, 金銭については全てを受容する必要はありません。 枠組みの設定について 暴力の枠組み設定 暴力に関する枠組み設定は「いかなる暴力も100%拒否する」, これが唯一の指針です。器物破損についてはケース・バイ・ケースのところがありますが, 身体を叩く, 殴る, 蹴るといった身体的暴力は, どんな些細なものであっても拒否する姿勢で臨んでください。 金銭の枠組み設定 要求があるときに希望額を与えるのではなく, 月のお小遣いを一定にすることが大切です。(詳細はQ13を参照してください。) Q7 ひきこもりに ついて, 親だけが相談することに意義はあるのでしょうか?
June 2, 2024, 5:58 am