辛さを感じない人

「いえ、唐辛子だけでナントカ風にするのはさすがに難しいと思います。確かに品種や産地によって風味が異なりますが、それこそ唐辛子を山盛りに入れるか、丸かじりでもしない限りその差を判別することは難しいのではないでしょうか。唐辛子はあくまで料理を構成する一つの要素です」 ──つまり、唐辛子だけではなく、唐辛子を含むさまざまなスパイスの組み合わせが重要ということでしょうか? 「はい。ナントカ風に仕上げるためには 『香りの要素』が重要 になります。唐辛子に加え、たとえばカフェライムリーフ(こぶみかんの葉)を使えば "タイ風"になりますし、コショウやコリアンダー、クミンなどが加わった『ガラムマサラ』を使えば "インド風"、花椒やクローブ、シナモンが合わさった『五香粉(ウーシャンフェン)』を使えば "中国風"になる。ちなみに、メキシコ料理には『チリパウダー』という調味料がよく使われるのですが、これは唐辛子に、オレガノやクミン、ニンニクを混ぜたもの。このように、 各国の料理はスパイスとハーブの複雑なブレンドによって生み出されているんです 」 なるほど、「その国の料理らしさ」とは、"辛み"と"香り"が合わさった"ミックススパイス"によって生まれるようです。つまり唐辛子などのベースの辛さに加え、「+α」の部分が重要なんですね。 ということは、その+αの部分を試行錯誤していけば、「辛さのバリエーション」はもっともっと広がっていきそう。 おまけ:エスビーで一番辛いスパイスは? 辛いのが得意な人と苦手な人の違いは?辛さを感じない理由は? | ダイエットの楽園. ──ちなみに、エスビーさんのラインナップで「一番辛い商品」は何ですか? やっぱり有名な「ハバネロ」とか? 「いえ、さらに上がいます」 ▲その名も「燃辛(もえから)唐辛子」。パッケージを眺めているだけで、もう辛い ──いかにも凶悪な見た目ですね……。 「インド産の超激辛唐辛子『ブートジョロキア』などを配合したスパイスです。当社の辛いもの好きが開発しました。ちょっと勇気はいりますが、たまに使うと面白いと思いますよ」 ──いや、"辛いもの好き"の範疇を超えているような……。 「辛いものって慣れれば慣れるほど刺激に慣れていきますから。辛いものって一度好きになると、どんどん辛さに挑戦したくなるもの。料理に辛さを求める辛さ好きのニーズにお応えし、刺激的かつ複雑で奥深い辛さとなっています」 ▲なお、同僚はひとなめで撃沈していました ▲でも、普通の唐辛子もたくさんありますのでご安心を 取材協力 エスビー食品 プロフィール 周東淑子(やじろべえ) 大阪府出身。地方新聞記者、ウェブ編集者を経て、東京の「やじろべえ」という会社でライター、編集者をしています。 ホルモンはテッチャン、お酒は「奥丹波」が好きです。 やじろべえ

辛いのが得意な人と苦手な人の違いは?辛さを感じない理由は? | ダイエットの楽園

今は少しましになったのですが昨年味が全くわからず、あまりに感じないので心も空虚になってしまって… だいぶ軽減しましたが未だに味覚は鈍いままなのでまだストレス発散したりないのかなぁ(≧w≦;) ツイートありがとうございます! 知れて良かったです(*´ `*) — エリマキ (@erimakiki) 2018年3月10日 僕も鬱病だった時は味覚障害ありました(´д`、)ソノアト2ネンリタイア — なぁなKitagawa (@196arrow) 2018年3月11日 いかがでしたか? なるほど!コメントを見る限り、辛さに限らず、 精神的に参っている時は様々な味を感じにくくなるとの声が多数寄せられていました。 心身の不調を知る一つの指標として、覚えておいたほうが良さそうですね。 もしよろしければ、記事へのコメント・いいね・シェアをよろしくお願いいたしますm(_ _)m 出典元: twitter (Twitterの埋め込み機能を使って掲載しております。) この記事が気に入ったら いいねしよう! 最新記事をお届けします。

「かもしれませんね。韓国料理と中国料理では、 辛みを引き出す料理法が異なります 。周東さんは、韓国料理の料理法がお好きなのかもしれません。 また、『鷹の爪』というと1品種を示す場合もあるんですが、たいていは唐辛子全般を指すことが多いので、辛いものからそうでないものまで多様です。なので、一概に『唐辛子のせい』とは言い切れないと思います。 それよりも、中華料理、とくに四川料理だと、唐辛子と併せて "花椒(ホァジョー、ホアジャオ)"を使うので、唐辛子の辛さというよりは『ピリピリした花椒の辛さ』を強く感じているのではないでしょうか」 ──なるほど、確かにあのピリピリは嫌かも。私は唐辛子じゃなく、花椒が苦手だったのか……。 「ちなみに、四川料理をはじめとする中華料理は紀元前からの長い歴史があるとされますが、そこに唐辛子が入って来たのはほんの400~500年前。それ以前は、中国原産の花椒はあったと思いますが、現代の私たちが想像するような"真っ赤な四川料理"とはまた違った料理だったのかもしれませんね」 地の恵みが食文化を作る。だから「辛い料理」も国によってさまざま ──唐辛子は育つ環境によって香りや風味が変わるということでしたが、その違いがそのまま国ごとの料理の違い、食の嗜好の違いになっているということなんでしょうか? 「その土地で育った食物で料理を作るのが『食文化』。唐辛子も、各地の料理に少なからぬ影響を与えていることは間違いないと思います」 ──では、「唐辛子が各国、特に"辛い料理"の食文化を作ってきた」といっても過言ではないですね? 「うーん、それはどうでしょうか。食文化というものは唐辛子だけで成立するほど単純なものではなく、地形や気候、唐辛子以外にどんな食材が獲れるのかなど複雑な要素が絡み合っています。 たとえば、伝統的な和食には唐辛子をたっぷり使った料理ってありませんよね。なぜだと思いますか?」 ──えっと……いい唐辛子が育たなかったから? ▲「うーん……残念!

June 2, 2024, 3:22 am