三顧の礼とは劉備 諸葛孔明

数多くある日本語の表現の中で、昔の出来事、特に古代中国の古典に書かれている事象をもとにして作られた言葉を「故事成語」と言う。「矛盾」「推敲」「馬鹿」など、普段何気なく使っている言葉の中にもさまざまな故事成語があるが、本記事ではそんな故事成語の一つである「三顧の礼」について、由来となった出来事や正しい意味、使い方を解説する。ビジネスシーンでも使用する表現なのでこの機会に覚えておこう。 「三顧の礼」の意味とは?どんな由来を持つ言葉?
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三顧の礼とは - Goo Wikipedia (ウィキペディア)

(熱心にお願いを繰り返す) show(ing) special courtesy (特別な礼儀を示す) with all eagerness (熱心に) まとめ 以上、この記事では「三顧の礼」の意味や由来について解説しました。 読み方 三顧の礼(さんこのれい) 意味 目上の人が目下の人に対し、礼を尽くしてお願いをすること 由来 劉備が諸葛亮の元を三度訪れて、自軍に勧誘したこと 類義語 三徴七辟、草廬三顧、三顧の知遇など 対義語 左遷、冷遇など 英訳 To repeat requests with all eagernessなど 漫画や本で三国志を読み、その中でこの「三顧の礼」のエピソードを目にしたことがある人も多いと思います。 そのため、比較的日常の中でも使いやすい故事成語です。 ぜひ使ってみてください。

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「三顧の礼を尽くす」という表現はビジネスでもよく使われます。「三顧の礼」とは具体的にどのような意味なのでしょうか? この記事では「三顧の礼」の意味と由来を解説し、ビジネスでの使い方と例文を紹介します。あわせて類語や、誤用しやすい故事と英語表現も紹介していますので参考にしてください。 「三顧の礼」の意味と由来とは?

「三顧の礼」の意味と由来とは?類語や誤用例と英語表現も紹介 | Trans.Biz

三顧の礼は「三国志」から image by PIXTA / 10322977 三顧の礼とは、地位が上の者が下の者のところに三度出向いて、相手に頭を下げて頼むことです。現代ではビジネスや政治の場面でも使われる言葉ですね。 この元ネタとなったのが、 魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく) の三国が鼎立した中国の 三国時代 (184年~280年)に起きた出来事です。後に蜀を建国することになる 劉備(りゅうび)が、諸葛亮(しょかつりょう/諸葛孔明)を家臣として迎えるために三度訪れたという話 なのですが、その詳細について見ていきましょう。 2-1. 三顧の礼に至るまでの時代背景 当時、中国は後漢(ごかん)が末期状態にあり、農民反乱などが多発して混乱した状態にありました。その中で頭角を現したのが、後に魏を建国する 曹操(そうそう) です。彼は華北(かほく/中国北部)を制し、南へと侵攻のチャンスをうかがい始めたところでした。 一方、この逸話の主人公のひとりとなる 劉備はといえば、また確たる勢力基盤を持たず、曹操に敗れては逃げるといったことの繰り返しでした。やがて彼は荊州(けいしゅう/河南省付近)に居城を得たのですが、この時、彼のもとに出入りしていた徐庶(じょしょ)という男から、諸葛亮という実に聡明な人物がいるとの噂を聞いたのです。 2-2. 劉備と諸葛亮 まず、劉備という人物についてご説明しておきましょう。 劉備は、後漢末期の農民反乱である黄巾の乱(こうきんのらん)の鎮圧に功績を挙げた人物です。 関羽(かんう)や張飛(ちょうひ)といった豪傑を義兄弟とし、やがて諸葛亮と出会って「天下三分の計」を献策され、曹操や孫権(そんけん)らと拮抗する勢力に成長していきます。 そして蜀を建国し、初代皇帝となるのです。 諸葛亮は、劉備の軍師として蜀を支え、最強軍師の誉れ高い人物。 後に政治の一切を取り仕切る丞相(じょうしょう)となり、劉備に固い忠誠を捧げました。劉備の死後は、弱体化する蜀を懸命に支え、先帝・劉備の血脈を守ろうと奮闘し、後世にまで忠義の人として賞賛を受けるようになります。 諸葛亮に出会わなければ劉備の隆盛はなく、劉備に出会わなければ諸葛亮が世に出ることもなかった…お互いにとって、欠かせない存在だったのです。 三国志の主役諸葛亮は凄かった!多才で最高の参謀孔明とは – Rinto~凛と~ 次のページを読む

三顧之礼(さんこのれい)の意味・使い方 - 四字熟語一覧 - Goo辞書

これを見た孔明は、この男は本当に漢の行く末を思いそれを救えない事を自分の責任と考え涙を流している、劉備こそが誠の心を持った英雄だと思い、仕える決心をしたのです。 という、お話が「三顧の礼」の語源ということなんです。 超簡単に言ってしまうと… 「地位があり目上の人でもある劉備が、能力のある孔明に対して三度も訪れ礼を尽くして物事を頼んだ。」 といったところでしょうか(笑) 三顧の礼の使い方・例文! さて、「三顧の礼」の意味と語源がわかったところで、次は例文を作っていきましょう。 ふとしたことで知り合った某企業の社長。 「どうしても、わが社に来てもらいたい!」と 三顧の礼まで尽くしてくれている 。 僕のようなもののために、こんなことをしてくれるなんてありがたいやら申しわけないやら… 〇〇高校のY選手はスポーツだけでなく人格も秀でている。 彼は、 三顧の礼を尽くしてでも獲得したい人物だ 。 と、こんなふうに使いましょう。 このことわざは、組織のトップ・企業の代表など地位がある人や目上の人が、何度もわざわざ足を運んでくださる場合に使う言葉でしたよね。 その行為によって、地位のある人や目上の人が礼を尽くすほどの価値があるということを伝えようとしているのです。 僕はどうしても、彼女と結婚がしたい。 しかし彼女の両親がなかなか了承してくれず泣きたい気持ちになっていた。 でも、三顧の礼を尽くしたおかげで僕の本気度をわかってもらえたのかやっと了解してくれた。 今回のプロジェクトは是非ともわが社がものにしたい。 できるだけ、クライアントの希望に近づけたいので三顧の礼を尽くすつもりだ。 彼女の両親やクライアントは、目上の人にあたります。ということは、 これは誤用 ですね。 結構、やってしまいがちなので注意しましょう。 まとめ いかがですか? 「三顧の礼」の意味や語源・使い方を見てきました。 「草廬三顧(そうろさんこ)」こちらは「三顧の礼」を四字熟語で表したものです。 意味は、もちろん同じです。 他にも、同義語とまではいきませんが、 足しげく通う 同じところへしばしば出かけていくこと。 通い詰める 同じ場所に熱心に何度も通う。 お百度を踏む 頼み事を聞き入れてもらうために、同じ人や場所を何度も繰り返し訪ねる。 が、似たような意味の言葉ですね。 日々の生活の中で、似たようなシチュエーションは多々あることでしょう。 しかし、チョイスした言葉によっては失礼に当たる場合もあります。 たくさん、言葉を覚えてシチュエーションにあったものを使えるようにしていきたいですね。

三顧の礼とは? ○○氏を支店長として、三顧の礼で迎えた。など 三顧の礼- 日本語 | 教えて!Goo

意味 例文 慣用句 画像 さんこの-れい【三顧之礼】 真心から礼儀を尽くして、すぐれた人材を招くこと。また、目上の人が、ある人物を信任して手厚く迎えること。▽「顧」は訪ねる、訪れること。 出典 諸葛亮 しょかつりょう 「前出師表 ぜんすいしのひょう 」 句例 三顧の礼をもって迎える 類語 三徴七辟 さんちょうしちへき 草廬三顧 そうろさんこ 故事 中国三国時代、蜀 しょく の劉備 りゅうび が、わびずまいの諸葛亮 しょかつりょう (孔明 こうめい )を訪ねたが、なかなか会えず、三度目にやっと面会できた。二人は胸中を語り合って感激し、劉備は孔明を軍師として迎えることができた故事から。 さんこのれい【三顧之礼】 礼を尽くして、才能ある人材を招くこと。また、目上の人が、目下である相手を手厚く迎えたり、優遇すること。 注記 「顧」は、訪ねること。 中国三国時代に、蜀 しょく の劉備 りゅうび が、諸葛亮 しょかつりょう の住む庵 いおり を三度も訪ねて礼を尽くし、軍師として迎え入れた。 三顧之礼 のカテゴリ情報 三顧之礼 のキーワード 三顧之礼 の前後の言葉

英語で「三顧の礼」を直接表現する言葉はなく、三国志の英訳版では「(the) Three Visits」や「Three Visits To Zhuge Liang」のように記載されている。ビジネスシーンでは、「目上の人が目下の人に礼を尽くす」の意味から転じて、「優れた人を良い待遇で迎える」を表す「showing special confidence and courtesy」が「三顧の礼」の類似表現として用いられる。「confidence」は信用・信頼、「courtesy」は礼儀・丁重の意味。 「三顧の礼」の正しい使い方、似ている表現は? では、「三顧の礼」を実際に使う場合、どのような点に注意すればいいのだろうか。最後に、正しい言葉の使い方と類似表現を紹介する。 三顧の礼の類似表現 「三顧の礼」に似た意味を持つ言葉として、「草廬三顧」「三顧の知遇」がある。この2つの由来は「三顧の礼」と同じで、「草廬(そうろ)」は諸葛亮の住んでいた草ぶきの粗末な屋根を、「知遇」は相手の優れた人格や能力を見抜いて手厚くもてなすことを表す。 「三微七辟(さんちょうしちへき)」も類義語の一つ。「徴」「辟」どちらにも「召す・呼び寄せる・呼び出す」の意味があり、目上の者が何度も召し出すことを指している。 また、他にも似た意味を持つ言葉として、「招聘(しょうへい)」「厚遇」が挙げられる。「招聘」は立場が上の人が下の人を招くこと。「聘」は「礼を厚くして招き迎える」ことを表し、その意味から基本的には招かれる側が使用する表現となる。「厚遇」は手厚くもてなすことの意味。これまで紹介した類語とは異なり、特に立場の上下に関係なく使われる言葉だ。 使用する上で注意することは? 「三顧の礼」は、年齢や立場が上の人が下の人に対して使う表現。そのため、立場や年齢が下の人が上の人に対して使うのは誤用となる。近年では実際の「三顧の礼」のように相手の元に訪問するケースばかりではなく、待遇を厚くすることで礼を尽くす場合にも用いられることも覚えておこう。 また、「三顧の礼」の類似表現と勘違いしやすい故事に「カノッサの屈辱」がある。これは、神聖ローマ皇帝がローマ法王から破門を言い渡され、許しを乞うためにカノッサに出向いて雪の中三日三晩立ち続けたという逸話。「三国志」の小説などでは、劉備が諸葛亮の昼寝を待ち続けるシーンが描かれることがあるため、2つの話に似たイメージを持ち「三顧の礼」を「屈辱を持って相手を受け入れる」意味として用いる場合があるが、この用法は誤りだ。 三顧の礼の使用例 ビジネスシーンでは、より丁寧な印象を与える「三顧の礼を尽くす」がよく使われる。例文をいくつか紹介するので参考にしてほしい。 【例文】 「ライバル会社でめざましい実績を上げた彼を、わが社は三顧の礼を尽くして迎えた」 「三顧の礼を尽くして新しいコーチを招いたが、今期は期待外れの成績に終わった」 「彼のような優秀な人材は、三顧の礼を尽くして迎え入れたい」 文/oki

June 3, 2024, 1:46 am