人工関節の合併症 | 人工関節センター | 診療科について | 医療法人財団 明理会 東戸塚記念病院

可能性のある合併症やリスクは何?

5㎝以上の延長で神経麻緯が出現したという報告があります。しかしながら、通常の人工股関節の場合には、ほとんど問題となることはありません。 (7)人工関節以外の方法について 変形性股関節症の手術方法には、骨盤や大腿骨の骨を一部切切って、関節の適合が良くなるように形を変えて骨をつなぎ合わせる(骨きり術といいます)手術や、筋肉の一部を切る方法、関節を動かないように固定する方法(関節固定術)などがあります。骨きり術や、筋肉の一部を切る方法では、あなたの場合関節の痛みが十分取れるかどうか疑問があります。関節固定術は、今日、一般的な手術ではなくなってきています。手術以外の治療法としては、関節注射、装具の装着、リハビリテーションなどがあります。いずれもいちおうの効果はあると思われます。ただし、これらの治療は根治的なものではないので、ずっと続ける必要があります。関節の破壊は少しずつ進行していくと考えられます。関節の骨が削られて少なくなると、手術そのものが難しくなり、手術しても人工関節が早くゆるんでしまう心配があります。また、関節の動きが悪くなるタイプの方では、関節の動きが少しずつ悪くなっていくと考えられます。関節の動きが悪ければ悪いほど、手術後の回復が遅くなり、手術後の関節の動きが不良になります。 <前へ 次へ> 記事一覧 2018. 30 リウマチによる手の腱断裂について 関節リウマチと手根管症候群ついて 変形性膝関節症について 頚椎の障害について 関節リウマチと骨折について 鏡視下滑膜切除術について 人工関節の手術時期について リウマチと骨粗鬆症について 人工肘関節置換術の説明 人工膝関節置換術の説明 関節の障害(膝関節を中心に) 診療に関して 内科的診療 外科的診療 全 般 当院発表論文 理学療法 作業療法 言語療法 物理療法 回復期リハビリ テーション 地域包括ケア 心血管・呼吸器リハ リウマチと食事

(手続きから術後状態まで) 変形性股関節症や大腿骨頭壊死症、関節リウマチの股関節病変などさまざまな病気のために股関節が著しく壊れてしまった方々への手術治療のひとつで最も頻度の高いものです。 Total Hip Arthroplasty (THA) または、Total Hip Replacement (THR)と表記されます。 壊れてしまった関節を"器械"である"人工の関節"に置き換える治療で、元の病気が治るのではなく、器械の力を借りて痛みの無い関節でしっかりと体重を支え、安定した歩行を再び 取り戻すことが手術の目的です。 器械を体内に埋め込む手術ですので、手術後長期間安定した状態で人工関節を使っていただくためには、患者様にも日常生活上で守っていただきたい注意点がいくつかあります。 手術を受けられる前からそれらの注意点などについて十分ご理解を深めておくことをお勧めします。 Q1. 人工股関節置換術…どんな手術? 図1 エクセターステム A1.

MIS人工股関節って何ですか? A12.

重要なお知らせ 2021. 7. 24 新型コロナウイルスワクチン接種に関するお知らせ(16歳未満の方への案内を更新しました) 2020. 28 感染防止対策実施中 2020. 28 医療物資のご寄付、ご支援へのお礼 2020. 6. 5 感染症に対する取り組みについて 2020. 4 面会停止継続のお願い 2020. 5. 13 【新型コロナウイルス 感染症対策】電話での処方箋発行について 2020. 2. 18 新型コロナウイルスを防ぐには(厚生労働省よりご案内) 関節痛や歩行障害に悩む皆様に良質の医療を提供いたします。 人工関節の合併症 人工関節はメリットばかりではありません。手術を受ける場合は合併症に関して十分な理解が必要です。 次のような合併症が起こる可能性があります。また、合併症は手術自体による合併症であり、どこの施設でもおこる可能性があります。 主な合併症 1 深部静脈血栓症(DVT)と肺塞栓症(PE) 血栓とは血管の中にできる血のかたまりです。 人工関節の手術の術中もしくは術後に、深部静脈に血栓が生じる深部静脈血栓症(DVT)が起こる場合があります。 血栓が生じると、脚のむくみや痛みなどが起こります。また、この血栓が静脈壁から遊離して肺動脈に詰まる場合があり、これは肺塞栓症(PE)と呼ばれ生命に関わることもあります。 肺塞栓症の発生率は約0. 7%といわれています。深部静脈炎や血栓症の予防のため、圧迫包帯や弾性ストッキングで下肢の静脈の血流障害を予防したり、血液の凝固をふせぐ薬剤を用いたり、脚を自動的にマッサージする器械を用いたり、早期に脚の運動を開始するなどの方法がとられます。 2 神経麻痺 人工関節の手術を行うと、まれに神経麻痺が起こる場合があります。 神経麻痺の発生率は人工股関節手術をした人の0. 6~3. 4%に起こるといわれており、めったに起こらない合併症ですが、足の一部の感覚が失われたり、痛みがでたりして、筋力の回復に時間がかかってしまうため深刻な問題です。 しかし、多くの症例では徐々に回復し、術後1年程度で正常にまで回復すると言われています。 3 感染症 人工関節の手術では、細菌感染が起こることがあります。 感染には早期感染と晩期感染があり、早期感染は主に手術時の感染が原因と考えられています。 これに対し、手術後3ヶ月以上たっておこる晩期感染は、早期感染に比べ頻度は低いですが、体調をひどく崩したとき(エイズ、ガン、肝機能障害、糖尿病の悪化)などに起こることがあります。 感染は抗生物質などで治療できますが、深刻なときは人工関節の抜去が必要となる場合があります。 感染の起こる確率は0.

June 1, 2024, 4:32 pm