情報 資源 組織 論 レポート
ダブリン・コアの基本エレメントについて、具体例を挙げて説明しなさい。⇒p. 80 「データについてのデータ」を メタデータ と呼び、 メタデータ のエレメントやその定義、書き方等が標準化された規定を メタデータ ・ スキーマ と呼ぶ。その代表例が、「ダブリン・コア・ メタデータ ・エレメント集合」( メタデータ )であり、15の基本エレメントがある。 タイトル…情報資源の名前 著者あるいは作成者…情報資源の内容に関して責任を持つ人または組織 主題及びキーワード…情報資源の内容的なトピック 内容記述…情報資源の内容についての説明 公開者(出版者)…情報資源を現在の形態にした機関等 寄与者…著者以外の作成にかかわった人 日付…現在の形で利用できるようになった日付 資源タイプ…HP、小説、辞書など情報資源の形式 形式…情報資源の データ形式 資源識別子…情報資源を一意に識別するための番号 出所…情報資源の出所 言語…使用言語 関係…ほかの情報資源との関連 対象範囲…情報資源の地理的または時間的特性 権利管理… 著作権 や利用条件に関する記述 Q19.
情報資源組織論 レポート Ndc
構成を決める レポートの構成は、「序論」「本論」「結論」が基本となるため、それぞれの設題に合わせて組み立ててください。 2. テキストの該当箇所を自分の言葉でまとめる 設題1では「カード目録の構成要素」について、設題2では「NDCの分類」について、テキストの該当箇所をまとめます。 このとき、自分の言葉で記述することが重要かと思います。 3. 必要に応じて参考書等を使用する 参考書を参照するとレポートの内容に補足できます。テキストを読んだうえで、該当箇所をチェックしてみてください。 また、引用する場合は「」でくくり、出典を記載してください。内容の参考にしただけの場合でも、参考文献に記載します。 キーワード 本設題の場合、次のようなキーワードが挙げられます。これらの言葉に着目しつつ、まとめていく必要があるかと思われます。 「既知資料検索」と「未知資料検索」 標準化 典拠コントロール 「書架分類」と「書誌分類」 目録、配架、所在記号 参考文献 情報資源組織論[第2版]: よりよい情報アクセスを支える技とシステム (講座 図書館情報学) 情報資源組織論及び演習-第2版 (ライブラリー図書館情報学) シリーズ図書館情報学2 情報資源の組織化と提供 情報資源組織論 (JLA図書館情報学テキストシリーズ 3-9) 図書館用語集
情報資源組織論 レポート 標準化
書き方がよくわからず困っていたところ、先輩方の公開されているレポートを参考にしてスムーズに合格することができたので、私も自分のレポートを公開しようと思います。 ※レポート丸写しして再提出になる例が増えているようです。自己責任で参考としての利用をお願いします。 【設題】 指定したキーワードをすべて使って、各設問の解答を完成させてください。 1.現在、主に公共図書館や大学図書館で導入されているふたつの目録作業について、外部書誌データの利活用との関わりから概説してください。結論では、各目録作業の利点や課題を明らかにしてください。 <キーワード:MARC、集中目録作業、共同目録作業、総合目録、書誌ユーティリティ> 2.十進記号法と列挙型分類法、それぞれの長所と短所を中心に、日本十進分類法(NDC)の特徴について論述ください。結論では、長所と短所からの考察、日本十進分類法(NDC)を活用する意義や課題などを明らかにしてください。 <キーワード:総記、十進記号法、列挙型分類法、補助表、NDC> 【解答】 【設題1】 1. はじめに 図書館では誰もが所蔵されている膨大な書籍を閲覧することができる。しかし、求める書籍にたどり着くのは容易なことではない。そのため、図書館は書籍検索を可能にする「目録」を作成する。以下では「集中目録作業」と「共同目録作業」のふたつの目録作業について概説し、その利点と課題を明らかにしていく。 2. 情報資源組織論 レポート. 集中目録作業 集中目録作業とはひとつの機関、あるいは組織が代表して、他の図書館で利用されることを前提に目録作成作業を行うことをいう。この作業には、受け入れた情報資源に対し、自ら目録を作成する「オリジナルカタロギング」と、目録に記載される情報がコンピューター上でフォーマット化された媒体「MARC」から書誌データをコピーし、目録作業を大幅に軽減して作成する「コピーカタロギング」がある。 集中目録作業は出どころがひとつなので目録の信頼度が高く、クオリティの確保が容易にできるメリットがある反面、図書の刊行時点で他の図書館が目録を作成するとき、MARCへ収録するタイミングのズレにより、MARCにデータが含まれていないといった問題が起こり得る。 3. 共同目録作業 共同目録作業とは図書館などの複数の機関が協力、分担して目録作成作業を行うことをいう。複数の機関が関わることで、作業には全体の調整が不可欠である。その役割を担う組織を「書誌ユーティリティー」と呼び、目録の作成自体は行わず、複数から集まってきた目録を統合・編集した「統合目録」から形成されたデータベースの維持・管理を行い、目録データの相互貸借などのサービスを実施している。 複数で役割分担作業を行う共同目録作業は、作成時の負担の軽減や作業の効率化が実現され、総合目録として形成されたデータの標準化が自然に進むので、目録作成作業の仕組みとしては大変有用である。しかし、複数の機関が作成に関与するが故、オリジナルカタロギングのクオリティの確保が難しく、時には劣悪なデータが混入してしまう可能性や重複したデータが生成される問題がある。いわゆるデータベースの維持・管理が容易でないことを意味する。 4.
情報資源組織論 レポート 分類の必要性
126-128)。 <おわりに> 2014年に『 日本十進分類法 』新版10版が刊行されたが、それは開架書架が主流である現在において「分類作業が行いやすく、また利用者にもわかりやすい分類表をめざ」しての改訂であった(高橋、p. 11)。また近年、他国では、書誌コン トロール の向上を目的として、図書館目録をLD(Linked Datta)化する動きも盛んである(中井、p. 211)。 近年、図書館資料は形態の多様化、主題の複雑化などから、分類が難しくなっている。集中・共同目録作業によって効率化を図りながら、NDCによって的確な分類作業を図り、LD等で目録をさらに進化させることで、作業者にも利用者にも利便性の高い目録作成が可能になるだろう。 (2099字) <参考資料> 髙橋, 良平. (2015). 「『 日本十進分類法 』新訂10版の概要」. 『カレント アウェアネス 』, (324), CA1850, p. 11-14. 東京: 日本図書館協会. 田窪 直規(Ed. ), 岸田 和明, 時実 象一, 渡邊, 隆弘, 小林 康隆, 山﨑 久道. (2016). 情報資源組織論 レポート 標準化. 『改訂 情報資源組織論 (現代 図書館情報学 シリーズ9)』. 東京:樹村房. 中井 万知子, 藤倉 恵一, 橋詰 秋子, 福山 樹里, 神崎 正英. 「 日本十進分類法 のLinked Data化: セマンティックWeb への対応を目指して」. 『情報管理』, 59(4), 209-217. 東京:国立研究開発法人 科学技術振興機構. 二村 健(監修), 榎本 裕希子, 名城 邦孝, 石井 大輔. (2012). 『情報資源組織論 (ベーシック司書講座・図書館の基礎と展望)』. 東京: 学文社. 【感想など】 1回目は不合格、再提出で合格になりました。 非常に詳しく講評を書いてくださる先生で、「設問1では集中目録作業、共同目録作業それぞれを行うことによる利点や課題、設問2では十進記号法の長所と短所について、結論部分としてもう少し掘り下げた考察があれば、より良いレポートになったと思います」とのこと。 テキストを読んでなんとなくわかったつもりでレポートを書いてテストも受けて合格してしまいましたが、その後に情報資源組織演習を受けたら理解度が段違いに上がりました!なので、まずはレポートを提出するだけして、演習を受けてからこちらのテストにのぞむと学習しやすかっただろうなーと思っています。
74)。これにより、目録作成の効率化と同時に、複数の図書館の資料を網羅する「総合目録」の作成も可能になる利点がある一方、書誌情報の品質低下や重複が懸念されるため、作業を管理する「書誌ユーティリティ」という組織が必要になる(田窪、pp. 75-76)。米国のOCLCや日本の 国立情報学研究所 等が有名だが、書誌ユーティリティは、目録作成作業だけでなく、生成される総合目録を活用して図書館間相互貸借やレファレンス支援なども実施することができる(二村、p. 64)。 2 日本十進分類法 (NDC)について (1)列挙型分類法 列挙型分類法とは、「すべての主題が分類項目として分類表中に網羅されている」分類法である(二村、p. 52)。列挙型分類法には、主題に該当する分類項目がなくても分類表から主題を選ばなければならないという難点があるため(田窪、p. 112)、あらかじめ用意した特徴を組み合わせて主題を示す「分析合成型分類法」が考案されたが、これは、複雑化した主題を表現することが可能である一方、分類が複雑化し、 排架 が困難になるという欠点もある(二村、p. 情報資源組織論 レポート 分類の必要性. 52)。 (2)十進記号法 十進記号法は、数字を記号として扱い、主題を数字の桁数で表現するのでわかりやすく、単純明快である(田窪、p. 121)。しかし、9区分と言う制約があるので、9区分を超える場合は関連性の高いものを同一記号にまとめるなど区分数を減らしたり、逆に9区分に満たない場合は、下位区分の主題を上位に昇格させたりする工夫が必要になるが、後者の場合は、十進記号法の階層表現力を崩してしまうことにもなる(田窪、p. 122)。 (3) 日本十進分類法 (NDC) 日本十進分類法 (NDC)は、米国の「デューイ 十進分類 法( DDC)」を基に、カッターの「展開分類法(EC)」に倣って主要な学術・研究領域を設定したもの(二村、pp. 117-118)で、「 十進分類 法」の明快さと、「列挙型分類法」の主題の表現の的確さとを併せ持っている。 NDCでは、「要約表」と呼ばれる「第一区分」(類)、「第二区分」(綱)、「第三区分」(要)と、実際に分類作業に使用する、更に細分化した第四区分以降の「細目表」と言われるものがある(田窪、p. 119)。 それでも表現しきれない資料の分類には、記号を合成してより適切な分類記号を作り出すための「補助表」が使われ、形式や地理、海洋、言語を表す「一般区分表」と、宗教派閥などを表す「固有補助表」がある(田窪、pp.