『注文をまちがえる料理店』の仕掛け人、小国士朗と考える「これからの企画屋」にできること | キャリアハック

9月16日、東京・六本木に「注文をまちがえる料理店」が期間限定でオープンしました。 ウエイターがすべて、「認知症」を抱える人という、ちょっと不思議なコンセプトのレストラン。いったいどんな体験ができるのでしょうか?

Amazon.Co.Jp: 注文をまちがえる料理店 : 小国 士朗: Japanese Books

「ご注文はこちらで合っている…かな?」 認知症の人が接客する「注文をまちがえる『かもしれない』レストラン」が3日、岡山県津山市の豆腐料理店で1日限りの営業をした。昼下がりの店内に、接客する側にもされる側にも、和やかな笑顔が広がっていた。 津山市地域包括支援センターの主催で、県内初の試みという。昨秋から準備を始め、飲食店をはじめ、おしゃれなオリジナルエプロンや看板の作製など、協力してくれる地元企業を津山信用金庫がつなぎ、実現した。 今年中に3回開く。この日は2回目で、「津山城東とうふ茶屋 早瀬豆富店」(津山市東新町)を舞台に、ランチ営業後の午後2時に「開店」した。認知症で日頃は施設や自宅で介護されている70~86歳の4人の男女たちが、満席の客24人を「スタッフ」としてもてなした。 開店直後、スタッフたちの表情…

プレオープンが世界中で話題になった 「注文をまちがえる料理店」 はじめに:「注文をまちがえる料理店」とは ページをご覧いただきありがとうございます。「注文をまちがえる料理店」発起人の小国士朗と、実行委員長の和田行男と申します。 「注文をまちがえる料理店」は、その名の通り、オーダーや配膳を時々まちがえてしまうレストランです。なぜなら、 ホールで働くスタッフは全員認知症の方だからです。 ……と聞くと、ちょっと不安になってしまうかもしれませんね。 まずは、今年6月に開催したプレオープンイベントの動画をご覧ください。 いかがでしょうか? この動画をご覧いただいてわかる通り、 このレストランは認知症の方もお客様も、 みんなが思わず笑顔になってしまう場所なのです。 てへッと笑って、ぺろッと舌を出す 、 いわゆるてへぺろのロゴマークにも、 このレストランが持つお茶目な魅力を込めてみました。 きっかけ:「ハンバーグが餃子になってもいいんじゃないか?」 なぜこんな、ちょっと変わったレストラン・イベントを開催しようと思ったのか?まずはそこからお話ししたいと思います。 私はテレビ局のディレクターで、あるドキュメンタリー番組を担当していました。その時、弊プロジェクトの実行委員長でもある和田行男と出会いました。和田は、「認知症になっても、最期まで自分らしく生きていく姿を支える」を信念に介護を行っています。 和田のグループホームにいる認知症の方々は、自分でできることは全部自分でやります。掃除洗濯はもちろん、包丁を握って料理だってします。入り口の施錠もせずに、のびのびと暮らしてもらうことを大事にしています。 取材をしていたある日の出来事でした。取材中、グループホームの方々に料理を振る舞っていただくことも多く、その日はハンバーグを作ってもらえると聞いていました。でも食卓に並んでいるのは、どう見ても……餃子です。ひき肉しかあってないけど……いいんだっけ? Amazon.co.jp: 注文をまちがえる料理店 : 小国 士朗: Japanese Books. 「あれ、今日はハンバーグでしたよね?」 という言葉がのど元までこみ上げたのですが、うっと踏みとどまりました。 「これ、間違いですよね?」その一言によって、おじいさん、おばあさんたちが築いているこの"当たり前"の暮らしが台無しになってしまう気がしました。 ハンバーグが餃子になったって、別にいいんじゃないか? 誰も困らないんじゃないか? おいしければなんだっていいんじゃないか?

May 9, 2024, 4:06 am