電気海月のインシデント 考察

個人情報がダダ漏れしているかもしれないと思うと怖い世の中です。 本作は個人情報の保護が困難になりつつある現代を皮肉っているともとれると思います。 ハッキングされずとも。 監視カメラは至る所にあり。 これが現実。 残念なことに大根な役者さんが結構出演されてまして、チョッと引いてしまいました。 ローカルな作品なのでやむなし、なのかもしれませんが、 内容が面白かっただけに、もったいない^2、です。 2 people found this helpful さぼてん Reviewed in Japan on December 31, 2020 5. 0 out of 5 stars 知らないからこそ楽しめました Verified purchase 見始めて直ぐに⁉本物のドキュメンタリーかな! ?と思うほど 失礼ながら知っている役者さんが一人もいらっしゃらなかった でもだからこそストーリーに没頭できました 他の方も書いてらっしゃいましたが物語の性質上これ位の演技の温度?で良かったと思います それぞれ濃いお顔と役が楽しくてなんて言うか映画の原点って感じが凄く面白かったです 若い人たちのぶっきらぼうさと正義感が切なくなりました ひとつだけ…悪役の親玉の人が着ていた着物が安っぽくてああ、予算少なかったんだなあと思っちゃいましたw One person found this helpful すしバー Reviewed in Japan on November 20, 2020 4. 0 out of 5 stars 面白かった Verified purchase 役者が有名な方々じゃないのが良かったかもしれない。この内容で有名俳優が出演してたらちょっと評価が真逆になるかもしれない。見たことない役者がハッカーの世界の演じることでアングラ感が増して、話に没入できたのかな? けっこう話は大風呂敷ひろげるけど、それなりに話はまとまってたし、面白かったと思う。 3 people found this helpful jun Reviewed in Japan on October 31, 2020 4. 電気海月のインシデント 考察. 0 out of 5 stars タイトルが覚えにくい Verified purchase スルーしてしまってたけど操作ミスで偶然見た。ハッカーの設定などリアルで好奇心がわきました。淡々と進行するテンポもテーマに合っていて、最後まで見れた。ハッカー特有の謎めいたところがありつつ実は素直な態度とか、女の子との距離感とか、いろいろ見易くて良かった。福岡が舞台なのに、バタ臭さがあまり感じられないところも実はリアル。これは珍しい。惜しいのはタイトルかな。 2 people found this helpful 5.

電気海月のインシデント Youtube

2018年、福岡。 他人のスマホを覗ける"ピンクのタブレット"が流通していた。 調査を依頼されたのは、裏稼業専門探偵のライチとプログラマーの冬吾。 二人は僅かな手がかりから真相に近づいていくが、ある日"シロオニ"と名乗るハッカーから身元を特定され、急襲を受けてしまう。 やがてタブレットは日本中を震撼させる事件を引き起こし・・・ 福岡の暗部で繰り広げられるハッカー×探偵×アウトローの頭脳戦。

ライチと冬吾のやりとり このふたりの掛け合いが今の若者らしい距離感でとても自然に表現されています。感情の起伏が少なく冷めている。センテンスが短い会話。といって不機嫌なわけではなくごく自然。私たち大人がイメージしているこの会話の雰囲気に代表される言葉は・・・「別に。」かな。そんな空間がスクリーンを覆っています。 「ハッカーに向いている人のタイプ」を訊ねたライチに「マルチーズ」の例で返す冬吾。この"間"に流れる空気が絶妙でなんともいえない感じです。 また「食事しながら会話する」という場面が頻繁に出てきます。メニューはフレンチだったり、カレーだったり、なんとか定食だったりするのですが、この食事しながら話すシーンが妙に現実味を醸し出します。監督の意図が埋め込まれているのではないでしょうか。 2. クライマックスの戦い 探偵チームとブラックハッカー軍団との対決のシーンは緊迫感溢れた、手に汗握る心拍数高のシーンです。 一瞬「ヤクザ映画か?」と感じさせる迫力と恐怖感があるのですが、血しぶきが飛び交う展開ではなく、ハッカーデータを壊す(消去する)か、守る(証拠を残す)か、が"せめぎあいのキーポイント"になります。この点が所謂ヤクザ映画とは大きく違う点です。ライチや冬吾は力での喧嘩は全然弱い。ほんとにからっきし弱い。でもそれがこれからの時代のヒーローになりうる、そんな可能性を感じさせました。 ちなみに「ライチや冬吾はラストで殺されてしまうのか?」それは映画を1度観ただけでははっきりしません。萱野監督は「映画の中にそれを暗示させるシーンが出てきます。」と仰っていました。萱野監督はあの堤幸彦監督に「天才」と言わしめた人だそうです。最近の映画は誰にでもわかりやすい「説明的映画」が多いように思いますが、萱野監督はそこまで観客を甘やかしていません。「ん?こういうシーンにした意味はなんだろう?」とわかりにくいシーンもありましたし、私が気づいていないけれども深い意図を潜ませたシーンもあったのではないかと思います。そういう意味では映画「電気海月のインシデント」は一度観て「あ~面白かった!」で終わらない、何度観ても発見がある、そんな味わい深い作品でもあるように感じました。 3.

May 15, 2024, 6:50 pm