お金を返してくれない友人・知人への催促方法と対処法について|債権回収弁護士ナビ

B子: 貸したときのやり取りについて何か記録は残ってないの?LINEのメッセージとかは? A子: 最初の20万円と2回目の30万円は電話で話しただから記録は何もないし、私もはっきり「貸す」とは言ってなかったのよ。でも最後の100万円は私の消費者金融への返済期限があるから「消費者金融から借りてくるしかないんだよね。だからそれまでにX君必ず返してね」(私)、「うん、りょーかい!」(X君)っていうLINEのやり取りはあるわよ。その後も私から何度もLINEで「100万円返して」って督促もしているわ。 B子: 20万円、30万円については貸した時のやり取りがあいまいでA子もはっきり貸すとは言ってない以上、贈与と認定される可能性が高そうね。でも100万円についてはLINEのやり取りから、貸したことが明確だよ。借用書がなくても貸金と認めてもらえるんじゃないかしら(東京地裁平成14年10月24日判決を簡略化しています)。 A子: 本当に!? とりあえず100万円は返してもらえそうってことね。 B子: でもA子、もうホストにお金渡しちゃだめよ! 貸したお金が返ってこない! 警察よりも弁護士へ相談すべき理由とは. ていうかホストクラブ通い、やめたほうがいいんじゃ……。 A子: 分かってるわよ。今度からX君にお金渡すときはちゃんと借用証書いてもらうから♪ B子: A子ったら、懲りたんだか懲りてないんだかわからないわね……(汗)。 「法律未満の何でも相談」シリーズを読む ■澤井康生先生のプロフィールはこちら 元警察官僚、警視庁刑事を経て旧司法試験合格。弁護士でありながらMBAも取得し現在は企業法務、一般民事事件、家事事件、刑事事件などを手がける傍ら東京簡易裁判所非常勤裁判官、東京税理士会インハウスロイヤー(非常勤)も歴任。公認不正検査士の資格も有し企業不祥事が起きた場合の第三者委員会の経験も豊富、その他テレビ・ラジオ等の出演も多く幅広い分野で活躍。東京、大阪に拠点を有する弁護士法人海星事務所のパートナー。代表著書『捜査本部というすごい仕組み』(マイナビ新書)など。 弁護士法人海星事務所東京事務所 弁護士ドットコムプロフィール

  1. お金を返してくれない友人・知人への催促方法と対処法について|債権回収弁護士ナビ
  2. 貸したお金が返ってこない! 警察よりも弁護士へ相談すべき理由とは

お金を返してくれない友人・知人への催促方法と対処法について|債権回収弁護士ナビ

「 借りパク 」という言葉には聞き覚えがあるでしょう。 借りパクとは、言わば 借りたお金を返さずに自分の利得とすること を言います。 お金を貸したがその友人が音信不通になった等で借りパクされた、あるいは、自ら借りパクをした場合、トラブルになることでしょう。 それでは、借りたものを返さない場合、刑事事件になるのでしょうか?貸したお金が返ってこない場合、警察に届け出ることは有効なのでしょうか? ここでは、「借りパク」した場合に成立しうる犯罪について解説します。 1.借りたお金を返さないことは犯罪? 友人や家族等、個人のお金の貸し借りで、又は銀行や消費者金融からお金を借りたものの、返すお金が無くなったり、返すのが面倒になったりして、借りたお金を返さなかったとします。 この場合、犯罪が成立し、逮捕・起訴される可能性があるのでしょうか?

貸したお金が返ってこない! 警察よりも弁護士へ相談すべき理由とは

借金を返してもらいたい人〜確実に回収する方法 電話や手紙で催促しても返済してくれない。 内容証明をだしても効果なし。 このような場合には、いよいよ法的手続きを考えるしかありません。 突然、裁判所から、「被告○○は40万円を支払え」なんて通知がきたらどうでしょうか?

仕事でモヤモヤ、夫にモヤモヤ、人間関係でモヤモヤ……もしかしたら、法律を味方にすれば少しだけ生きやすくできるかも! でも、法律用語は難しいし知識もない……。そこで、日々の困りごとを弁護士の澤井康生先生と一緒に、ミレニアル女子目線で考えます。 今回のテーマは、金銭トラブル。親しくなったホストにお金を無心され、返してもらえない……。取り返せる可能性は? 最近の裁判例をもとに考えます。 A子:MM商事営業部営業1課で働いている。 B子:A子の同期。法務部で働いている。 婚約者がEDだった…! EDは、婚約破棄の正当な理由になる? ●教えて!弁護士センセイ telling, の「法律未満の何でも相談」10 お金を貸したつもりが … B子: A子、お疲れ様。 A子: あ、B子さん、お疲れ様。また相談したいことがあって。 B子: 今度はどうしたの? お金を返してくれない友人・知人への催促方法と対処法について|債権回収弁護士ナビ. A子: 新宿に新しくできたホストクラブあるでしょ。私、そこの常連で、イケメンホスト№1のX君とも仲良くなって、プライベートでも会う仲になったのよ(どや顔)。 B子: X君って誰? 私ホストって興味ないし、それよりA子いつのまにホストクラブ通いしていたのよ。 A子: 実はX君からお金を用立ててほしいって頼まれて、何回かに分けて合計150万円を渡したのよ。 B子: え~、150万円も? A子: お金を渡したら急にX君からLINEの返事とか来なくなって、お金も返してくれなくて。 「お金はもらったものだから返さない」と開き直られて B子: 150万円について、X君は何て言っているの? A子: もらったものだから返さないって言ってきたのよ。 B子: 要するに法的には贈与だと主張してきたのね。150万円を渡した経緯をもう少し詳しく教えてよ。 A子: 最初、X君から車の修理代で20万円足りないからって言われて20万円渡したの。次も、同じように車の修理代って言われて30万円渡して、最後は事故を起こしたから100万円出してくれって……。私、100万円なんて持ってないからわざわざ消費者金融で借りて用立ててあげたのよ。 B子: A子がわざわざ借金して100万円を渡したのね? A子: うん、私としては最初の20万円も2回目の30万円も、最後の100万円も全部貸したつもりだったの。借用書とかは作ってないんだけどね。 LINEのやり取りも、"貸した"証明になる?

June 16, 2024, 9:01 am