米・麦からつくる食べもの|食べものはかせになろう!|知識・教養|本を探す|ポプラ社
お米は日本で自給できる数少ない穀物(こくもつ)で、古くから私たち日本人の食事には欠かせないものでした。また、お米には、からだの中でエネルギーを発生するでんぷんがたくさんふくまれています。ごはんを食べると、そのエネルギーによって私たちのからだや脳は活発に動きます。 お米はたくと「ごはん」に変身します。ごはんはそのまま食べるほかに、お寿司(すし)などにも使います。日本のほかにもお米をつくっている国がたくさんあり、韓国のビビンバやスペインのパエリアのようにその国ならではのお米の料理があります。 みなさんが住んでいる地域にも、昔から食べられている伝統的(でんとうてき)なお米の料理があるかもしれません。まわりの大人の人に、聞いてみましょう。 主食となる「ごはん」のほか、お米からは、せんべいやだんごのようなお菓子や、調味料であるお酢(す)や日本酒なども、お米からつくられます。ほかにもお米からできる食べ物や加工食品はないか、調べてみましょう。
お米からできる食品 があります。お酢やお酒も お米からできる食品 です。
やっぱり主食が大事 お米と「ごはん」 日本語では、お米を炊いたものを「ごはん」といいます。そして食事のことも「ごはん」といいます。日本では昔からお米を大切に食べてきたから、食事のことも「ごはん」と呼ぶのですね。 「米」という字は「八十八」という文字からつくられたといわれています。お米ができるまでには88回もの手間がかかる、という意味です。昔に比べて今は便利な機械もあるので、米作りも早く楽にできるようになりました。それでも、イネを育ててお米を収穫するまでには、たくさんの手間がかかります。大切に手をかけて育てられたお米だから、大事に食べたいですね。 精米する前の玄米には、食物繊維(しょくもつせんい)やビタミンなどの栄養素が白米より多くふくまれています。玄米ごはんを食べるときは、いつも食べているごはんよりも少しかたいのでよくかんで味わって食べましょう。 せんべいやだんごなど、お米から作られる食べ物はいろいろあります。調味料であるお酢も、お米からできるんですよ。ほかにはどんな食べ物が作られているのか、探してみましょう。