行政書士試験に独学で一発合格できる『テキスト』の選び方 - いちサンGoラボ

オールカラーがいい、オールカラーはごちゃごちゃして見づらい、某フォントがかわいくてほっこりする、あるいは某フォントにもやもやする、版元(予備校)や著者への信頼感、すべての教材を同じシリーズでそろえたいなどなど、人によって好みはいろいろとあると思います。何よりも 自分が気に入ったものを選ぶことが大切 だと思います。 私が選んだ基本テキスト&問題集は 『合格革命』 上述の内容から私が選んだものは 『合格革命』 です。 ※私が使用したのは2018年度版です。 『合格革命』を選んだポイント をまとめてみます。 比較対照した中で、条文が一番目立つテキストだった! 判例の掲載箇所がわかりやすい! オールカラーでモチベが上がる! 色分けが見やすく、レイアウトがよかった! Amazon.co.jp: みんなが欲しかった! 行政書士の判例集 2021年度 (みんなが欲しかった! シリーズ) : TAC行政書士講座, 佐藤 リサ: Japanese Books. 図表も適度に掲載されていてる! 先生アイコンが「引っかけ注意!」や「受験テクニック」を教えてくれる! 一番の決め手はやっぱり条文 ですね。次に オールカラー が新鮮でよかったことです。 『合格革命』以外に 候補になった基本テキスト たち 私が受験したのは平成30年度行政書士試験なので、比較したのは基本的に2018年度版になります。この記事を書くにあたってざっと2019年度版も調べてみましたが、どうやら大きな変更があった版元もあるようです。平成31年度の受験だったら平成30年度よりもテキストの選択に悩んでいたかもしれません。 LEC東京リーガルマインド: 出る順行政書士 合格基本書 LEC東京リーガルマインドの 『出る順行政書士 合格基本書』 は、 条文と判例が独立したレイアウト で見やすいです。これが私にとっては最重要! ただし、2018年は基本テキストに準拠した問題集がなかったため、そもそも選考対象外でした。 2019年版 はなんと! テキスト併用の基本問題集が出版 されました。2019年版であれば、合格革命と迷った可能性が高いです。紙面はオールカラーではなく、あっさりしています。その点で個人的には合格革命のほうが見やすい印象です。これはそれぞれの好みによりますね。 TAC出版: みんなが欲しかった!行政書士の教科書 TAC出版の 『みんなが欲しかった!行政書士の教科書』 は、 オールカラー がいいです。理解しやすそうな 板書のコーナー にも惹かれます。でも、板書の手書き風フォントがどうも許せない。個人的に一番しっくりこないのは、 条文が本文中に紛れ込んでいて視認性が低い ことです。条文学習を大事にしているとは思えない構成。本書を選んだ際には、条文にマーカーを引けばいいかもしれません。 伊藤塾: うかる!行政書士 総合テキスト 伊藤塾の 『うかる!行政書士 総合テキスト』 には、取り外せる 「ハンディ行政書士試験六法」が付属 しています。これには大変惹かれました。ただ、本文中で条文が目立っている合格革命のほうが使い勝手が良さそうだったのと、2018年版はオールカラーじゃなかったため選考モレになりました。なんと!

  1. Amazon.co.jp: みんなが欲しかった! 行政書士の判例集 2021年度 (みんなが欲しかった! シリーズ) : TAC行政書士講座, 佐藤 リサ: Japanese Books

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1. 基本テキストは 1冊で完結 できるものを選ぶ! さて、これまで『基本テキスト』と書いてきましたが、これは 予備校が出版している一冊完結型の試験対策本 = 基本テキスト とお考えください。この分野では一般的に通用する言葉だと思います。 行政書士試験で出題されるのは、 基礎法学 憲法 行政法 民法 商法(会社法) 一般知識等 ですが、 基本テキストは一冊ですべてを網羅 しています。 一方で、 法令科目ごとにそれぞれ別の本を揃えていく、というやり方 もあります。憲法1冊、行政法1冊…という具合に。でも、私はあんまりおすすめできませんね~。 学問として法律を学ぶのではなく、 あくまで行政書士試験の合格を目指す なら、 一冊の基本テキストで完結させる! その一冊を本命一筋でボロボロになるまで仕上げていく! というのが 合目的的 だと思います。 基本テキストは1冊、というのは 山口真由さんの著書 が参考になります。 『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。』| 大人の勉強術 - いちサンGOラボ また、同レベルの基本テキストを複数使うことも私にはあんまりピンときません。 物理的な理由から言っても、行政書士試験の基本テキストはどの出版社のものを選んでも分厚くて重くて存在感ありすぎだし、しかも結構な値段だしで、一冊だけで十分だと思います。たとえお金にも置く場所にも余裕ありまくりでも、複数所持はあんまりオススメできません。 なぜなら、基本テキストに限らず、 できるだけ教材を絞ること! それが最短合格の肝! だと思うからです。 試験勉強では 「テキストを読み込む ⇒ 問題集を解いてテキストを参照する」 という作業を繰り返していくわけですが、 一冊のテキストだけじゃ不安だ! 特に独学では…。 という方もいるかもしれません。 テキストを読んでわからないこと が出てきたら、私の場合は とりあえず保留 にしていました(戦略的放置! )。気にしない、気にしない。 放っておいても後で分かる ときが来ます。テキトーっぽい? いや、本当ですって。 なお、基本書(学者本)は必要か? については別のエントリーで書いています。 2. テキストの最優先事項は、 条文と判例の視認性 の高さ! なんといっても法律の勉強で中心となるのは、 条文・判例・学説 (ただし、行政書士試験で学説は不要) です。 行政書士試験に学説は基本的に不要 なので(もちろん自ずと定説を勉強することにはなります)、 条文が独立して掲載されている!

ページの中で条文と判例が見分けられやすい! という基本テキストが 絶対にオススメ です。 なぜなら 条文と判例がパッと見てすぐに見分けられるテキスト であれば、当面の間 六法や判例集を別に用意しなくてもなんとかなる! からです。 条文がどーん!と目立つかたちで掲載されている 条文学習を重視したテキスト であれば、とりあえず いちいち六法を引く手間がはぶける ということです。ただテキストに書かれているとおり流れるように読み進めていけばいいわけです。 また、判例についてもページの中でどこに掲載されているか一目で見つけられるレイアウトであれば、さしあたって 別に判例集を用意する必要性もない と思います。 この 時間効率の良さ 、圧倒的な 負荷の少なさ が、 初学者には大きなメリット になります。特に勉強開始時においては。その分だけ 挫折する可能性が低くなる ので。 具体的には、条文と判例がそれぞれ別の色枠や色アミで囲ってあってページの中で大きく掲載されている、という感じですね。こういうレイアウトであれば、 パラパラっと本をめくったときにも視認性・検索性が高い です。 なお、『六法』と『判例集』は必要か? については別エントリーで詳しく書いています。 3. 基本テキストに 準拠した問題集 があること! 基本テキストに準拠した問題集があることが絶対的に必要 だと思います。 過去問や判例集や総まとめ本までシリーズ化していなくてもいいけど、 過去問とは別にテキストに準拠した問題集があること が、私にとって テキスト選びの絶対条件 でした。 試験対策を一言でいえば、 行政書士試験は基本テキストを丸呑みできれば確実に合格 できます。でも、それは単調な作業過ぎて難易度が高い。手を変え品を変え自分を飽きさせないようにしながら勉強に取り組まなければいけません。そこで役に立つのがテキストに準拠した問題集です。 テキストを読み込むというインプット作業よりも、 問題集を解くというアウトプット作業のほうが主体的で飽きないし記憶に定着しやすい *1 、というのは勉強術全般でよく言われることだと思いますが、私自身も その効果を体感 しました。そもそも問題を解くのが試験ですから~。 結局のところ、 基本テキストと基本問題集からすべては始まり、その反復が合格の核心部分になった というのが私の実感です。 後はそれぞれの好みで!

May 15, 2024, 12:42 pm