ヤセマショウヨンジュッサイマンガカガハントシデジュウゴキロマジダイエットシタキロク
電子あり
内容紹介
小林銅蟲、40歳、漫画家。3年にわたるカロリー過多なグルメ漫画『めしにしましょう』の連載の末、その体は見事なメタボボディに!「だったら漫画の企画でやせてやる――!」期限は半年、目標はマイナス15kg!。"脂質を食べてやせる"ダイエット、間欠的ファスティングダイエット、巷で話題のGLP-1ダイエット注射、そして本気のライザップ3ヵ月生活etc…自身の体を実験台に世に数多あるダイエットの数々をガチで試し、半年で「やせる」の極意に迫った究極のノンフィクションダイエット漫画! 目次
脂質摂取ダイエット、サプリメントダイエット、間欠的ファスティングダイエット、GLP-1ダイエット、ライザップダイエット
製品情報
製品名
やせましょう 40歳漫画家が半年で15kg本気(マジ)ダイエットした記録
著者名
著: 小林 銅蟲
発売日
2020年07月20日
価格
定価:748円(本体680円)
ISBN
978-4-06-520007-0
判型
B6
ページ数
128ページ
シリーズ
イブニングKC
初出
「イブニング」2019年18号~2020年9号
オンライン書店で見る
ネット書店
電子版
お得な情報を受け取る
- やせましょう / 小林銅蟲 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア
- Amazon.co.jp: やせましょう 40歳漫画家が半年で15kg本気(マジ)ダイエットした記録 (イブニングKC) : 小林 銅蟲: Japanese Books
- 『やせましょう 40歳漫画家が半年で15kg本気(マジ)ダイエットした記録』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター
やせましょう / 小林銅蟲 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア
小林銅蟲
数多の"やり過ぎ"料理を生み出した『めしにしましょう』の作者・小林銅蟲、40才。
3年の連載で肥えに肥えた体にカツを入れるべく、次なる連載はダイエットルポ漫画! 目標は6ヵ月でマイナス15㎏――! 四十路漫画家の本気のダイエットに刮目せよ! ※雑誌掲載時は『めしのあとはやせましょう』というタイトルでした。
Amazon.Co.Jp: やせましょう 40歳漫画家が半年で15Kg本気(マジ)ダイエットした記録 (イブニングKc) : 小林 銅蟲: Japanese Books
銅蟲: とも言えますね。糖質の代わりに脂質で人体を活動させようという考え方です。そうすることで、(体に脂肪が定着する原因となる)インシュリンが抑えられるっていう理屈。
──肉類や卵、バターはOKだと。実際、この章でステーキにカブりついてる先生の絵も出てきますけど、米食べられないのって正直ツライですよね。
銅蟲: ツライし、本来、脳を動かす燃料は糖質なので、頭が回らなくなる。結果として、ダイエット始めた当初のネーム(セリフや文字部分。漫画の肝にあたる)がつまんないっていう。
──ネタにするはずのダイエットのせいで逆にネームがつまらなくなる……悪循環。
銅蟲: 「漫画がつまらないのはダイエット成功したからです」っていうのは、読者からしたら「知らんがな面白い漫画読ませろや」って話なので、以降のダイエットでは糖質の量にナーバスになってましたね。
──確かにそれ誰トクな結果になっちゃいますよね。でも結果的には、最初の1カ月で5. 9Kg減っているわけで、いきなりハイスコア叩き出したのがすごいです。
銅蟲: たぶん今までダイエット的なことをしてなかったので、体がびっくりしたんじゃないかなって思ってます。
ムカついてファスティング本を鍋に沈めていた
──2カ月目(2019年9月)にはダイエットに効くサプリメントの摂取を、3カ月目(2019年10月)にはファスティングに挑んでいます。特に、ファスティングは「1日3食と1日1食」を交互に繰り返す、いわゆる「プチ断食」みたいなものですよね。
銅蟲: 本音言うと、ファスティングが一番精神的にキツかったです。実質丸一日食えない状態が1日おきにやってくるので。原稿に集中すべき日と断食の日がカブると、原稿より断食の優先順位が高いことにストレスがかかって、そんな状態でうまく漫画描けないとそれによって新たなストレスが生まれる、みたいな。生活のリズムがめちゃめちゃになりました。
──1日3食の日は腹一杯食べられるので、そこまで心身に負荷はかからない? 銅蟲: それが指示では「それとなく健康っぽい食材と量を食え」とあらかじめ決まってて、欲にまかせて食えないから満足感が得られないままストレスがじわっとたまっていっちゃうんです。
──確かに、この時の食事サイクルは、納豆、卵、ブロッコリーがメインになってると漫画に描かれてます。
銅蟲: うますぎるものを封じていると、そういう料理の記憶が薄れていくんだけど、気持ち的に飢えているからストイックな食事でも魅力を見出せるようになりますね。それはそれとして、シンプルで同じものを食べ続けていると飽きてくる。バリエーションをつけるのは作業コストが高いし、カロリー計算がだるい。
──あの銅蟲先生から食欲を奪い去る……ファスティング恐るべし。
銅蟲: あまりにムカついて、参考にしたファスティングの本に水ブッかけて鍋に沈めてましたから。ムカつくんですよ、胡乱(うろん)な科学を断言してるダイエット本が。ああいう本がまかり通っているので、自分が体験して漫画にしたらどういうものになるのか関心がありました。
ハックするより「いかに趣味にしてしまうか」
──そして、ダイエット4カ月目(2019年11月) で、見事にお子さん誕生と。おめでとうございます!
『やせましょう 40歳漫画家が半年で15Kg本気(マジ)ダイエットした記録』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター
▲新刊のオビの写真とほぼ変わらない体型を維持中(写真提供:小林銅蟲)
「ダイエットの企画ってやたらとわかりやすい結果を求めたがるんだけど、人体ってそんなに単純な作りじゃない」「結局、自分のやり方を見つけるしかない」───。
インタビュー中、銅蟲先生に減量のアドバイスを求めると、そんな一言が返ってきた。嘘臭さや押し付けがましさを嫌う彼だからこそ、妙な説得力がある。
今回の新刊『やせましょう』では、「漫画を描きながら、たまに担当編集者にブーブー文句たれながら、料理して食べながら、マトモに家庭生活を送りながら、それでも痩せ続ける」プロセスをぜひとも楽しんでほしい。
※ここで紹介されたダイエット法は個人差があります
『メシ通』でもレギュラー出演いただいていた漫画家の小林銅蟲先生。
ヒット作『めしにしましょう』(以下、『めし』と表記)に続いて、2020年7月20日に発売された新刊『やせましょう 40歳漫画家が半年で15kg本気(マジ)ダイエットした記録』(いずれも講談社、以下『やせましょう』と表記)は、銅蟲先生のダイエット挑戦の記録が描かれたノンフィクション漫画だ。
わずか半年あまりで15kgという数字もなかなかのインパクトだが、度肝を抜かれたのはその減量方法。脂質摂取やファスティング、ライザップなど、1カ月ごとに異なるやり方を順々に試していく銅蟲先生らしいエキセントリックな内容だ。
苦闘と苦悩にまみれたプロセスを振り返りつつ、独自の食事法や、減量以降の近況などをリモートで聞いてみた(メシ通編集部 ムナカタ)。
※出版された内容をもとに記事化しています
※ここで紹介されたダイエット法は個人差があります
電柱から電柱の間すら走れない状態になっていた
──新刊『やせましょう』はどんな経緯で企画されたんでしょう? 小林銅蟲先生(以下、銅蟲): 『めし』連載が終わって、次に何かやろうってのは決まってたんですが、ウチの妻が妊娠したので「あまり太い企画はできないね」ってことになって。だったら、『めし』で増えちゃった体重を今度は減らしてみようって話で毎号6ページの連載をやることになりました。
やせましょう単行本発売日です 全国書店に俺の乳首がバラ撒かれております よろしくどうぞ kindle版 紙の本
— 小林銅蟲 (@doom_k) July 19, 2020
──そういえば、さっきからお子さんの泣き声がかすかに聞こえてきますね。
銅蟲: 寝室兼仕事部屋にしかエアコンがないので。
──全然気にならないので大丈夫です。ところで銅蟲先生はそもそも若い頃、どんな体型だったんですか?
銅蟲: 俺、基本的に野菜を食わないんですよ。消去法で一番自分がうまいと思える野菜っていうのがブロッコリーだったっていう話で。旨味あるし、食感がよくて食べごたえがあるし、値段も手頃で、栄養価も高い。
▲ほぼ毎食食べるので、ブロッコリーは大量に仕込んでいた(写真提供:小林銅蟲)
──野菜はブロッコリー一択なんですね。
銅蟲: 他にしいて挙げるとすればケールかな。ケールってうまいんです。プチヴェールっていう、芽キャベツとケールをかけ合わせた品種があるんですけど、あれをレンチンで加熱してからオムレツの中に入れて焼くと味が濃くなってうまい。欠点はあんまりスーパーに置いてないってことかなぁ。
よく食べた組み合わせ。最近はブロッコリーはあまり食べていないのだそう(写真提供:小林銅蟲)
我々は鶏ムネと向き合う時期が必ずやってくる
──やっぱり銅蟲先生というと、肉にがっついてる印象があります。ダイエット中も結構肉類を食べてますよね。
銅蟲: 肉は、脂を摂るか、摂らないかで分かれますよね。脂を摂らない時は、やっぱり鶏ムネ。鶏ムネのメリットは安くて量があり味がしてタンパク質が豊富、あとカロリー計算がしやすいところです。皮なしで加熱処理してカロリーこれぐらいとか、数値がすぐわかるんで。
──具体的には鶏ムネはどんな調理を? 銅蟲: ただ低温調理するか、マリネしてから低温調理して鶏ハムっぽくするか、あとは生を切ってさっと茹でて食うか、その三択ですね。鶏ハムにすると保存効くし、うまいはうまいんだけど、仕込みに3日ほどかかるのが面倒くさいっていう。
▲これで一日分の食事、約1600kcal程度。午前中にまとめて食べる。内訳は、白米300g(炊飯前重量/炊くと650g程度)、低温調理鶏ムネ肉300~400g、ごま油10~20g、醤油。頭の回転の維持を最優先するため糖質が多く、脂質を抑えた内容だ(写真提供:小林銅蟲)
▲飽きてきたらオートミール茶漬けに(写真提供:小林銅蟲)
▲たまには唐辛子をたっぷりブッかけたオートミール粥も(写真提供:小林銅蟲)
──逆に肉で「脂を摂る」ってときは…。
銅蟲: 牛とか豚。……よりは、馬と羊が理想かな。ダイエット中、馬とほうれん草ばっかり食っていた時期があって。馬肉は栄養的にもすごくいいんだけど、コストがかかるのが難点なんで。そうやって考えると「我々は鶏ムネと向き合わなければならない時期が必ずくる」んです。
──やっぱり鶏ムネに戻ってきちゃいますか。ちなみに魚とかは?