【セイコー×クロノグラフ】セイコーのクロノグラフとの関わりからラインナップまで徹底解説! | メンズ ブランド腕時計専門店 通販サイト ジャックロード

国産メーカー、セイコー(SEIKO)。グランドセイコーを筆頭に、今や日本のみならず世界中にその名を轟かせています。そして時計にスポーティーなテイストを加える人気のクロノグラフ機構。今回はセイコー×クロノグラフをテーマに、セイコーとクロノグラフとの関わり、セイコーのクロノグラフモデルのラインアップをご紹介!シーンを問わないセイコーらしいシンプルなデザインが良いけどスポーツモデルらしい要素も欲しい!そんな方は必見です!

半世紀以上にわたる歴史を持つセイコーのクロノグラフ。これまでに数々のクロノグラフウォッチが発表されてきたが、そのなかでも代表的なモデルを時系列でたどり、日本発のクロノグラフが世界にどのような影響を与えてきたのかを探っていこう。記事は、世界最高峰の時計ジャーナリストにして、クロノス日本版でもお馴染みの、ギズベルト・L・ブルーナーである。セイコーミュージアムに滞在してクロノグラフの歴史を調べた大ジャーナリストが、セイコーのクロノグラフ史を簡潔かつ明瞭に語る。 Originally published on Text by Gisbert Brunner Edit by Yuzo Takeishi 2020年5月 掲載記事 キャリバー5719:日本初の腕時計用クロノグラフ 写真右のキャリバー5719は、日本初の腕時計クロノグラフ「クラウン クロノグラフ」に搭載された。 セイコーが日本で初めてクロノグラフを搭載した腕時計の製造に着手したとき、そのゴールは、時間計測よりもステイタスシンボルとしての時計を作り出すことにあった。長野県諏訪市にあるセイコーの工房、諏訪精工舎では、1964年の東京オリンピックに向けて時計を開発。そこに搭載されたのは12リーニュ(直径27. 6mm)の手巻きキャリバー5719だった。この、厚さ6. 1mmのムーブメントの特徴は、クロノグラフを作動させるためのひとつのプッシュボタンに水平クラッチ、そしてスタート/ストップ/ゼロリセットを行うコラムホイールを採用したこと。振動数は2. 5ヘルツ、つまり1万8000振動/時で、クロノグラフを作動した状態で約38時間のパワーリザーブを実現。ケース素材はステンレススティールで、ケース径は38. 2mm、ケース厚は11. 2mmだった。 この時計には積算計がなかったため、セイコーは1分刻みに目盛りをつけた回転式ベゼルを採用した。1分以上の時間を計測するには、まずクロノグラフを作動させたあと、三角形のマーカーの先端と分針とを合わせ、時間計測を終えてクロノグラフをストップしたら、回転ベゼルを使って経過分数を、経過秒数は文字盤からそれぞれ読み取るというものだった。最初のクロノグラフシリーズの問題点はプラスチック製の回転ベゼルが壊れやすいことだったが、その後、セイコーはこれを頑丈なステンレススティール製に変更し、この問題を解消した。 キャリバー5718クロノグラフには、60分積算計とスモールセコンドを兼ねたサブダイアルを搭載。また、12時位置には2桁のデジタル式ポイントカウンターを設けた。 セイコーはクロノグラフムーブメントにもうひとつのバージョンを用意した。それが厚さ6.
4mmのキャリバー5718で、ステンレススティール製の限定モデルに搭載された。これは非常に希少性が高く、コレクターからも高い評価を得ているモデルだ。ダイアル12時位置にあるデイト表示のように見えるのは"ゴルフストローク"または"ポイントカウンター"と呼ばれるもので、ケース左側のふたつのボタンで操作。また、ダイアルの6時位置には60分積算計とスモールセコンドを兼ねたサブダイアルを備え、ダイアルの外周にはタキメータースケールを配していた(編集部注:12時位置のポイントカウンターは24時間で一桁ずつ進むため、デイト表示としても使用可能である)。 キャリバー6139:世界初の自動巻きクロノグラフ 「61ファイブスポーツ スピードタイマー」と写真右のキャリバー6139は、市場に出回った最初の自動巻きクロノグラフだ。 60年代、スイスの時計メーカーが自動巻きクロノグラフの開発競争を行なっていたことはよく知られているが、日本のメーカーもそこに参戦していたことを知る人は多くないだろう。セイコーは67年に自動巻きキャリバー6139と6138の開発をスタート。それからわずか2年の開発期間で製作されたキャリバー6139は、直径27. 4mm、厚さ6. 5mmという驚くほど小さなムーブメントだった。ボールベアリングを使ったセンターローターによって巻き上げられる主ゼンマイは、現在でも採用されているマジックレバーと連動し、両方向巻き上げシステムによってエネルギーを伝達。しかも、完全に巻き上げ、かつクロノグラフを作動させた状態で約36時間のパワーリザーブを実現するものだった。 また、パフォーマンスの向上を図るため、開発者は振動数を当時の標準であった2. 5ヘルツ(1万8000振動/時)ではなく、3ヘルツ(2万1600振動/時)へと高めている。そのほかの技術的な特徴としては、クロノグラフを制御するコラムホイールや、6時位置の30分積算計、垂直クラッチの採用が挙げられる。なかでも垂直クラッチは当時としては非常に画期的な伝達方式で、スイスの時計よりもかなり早いタイミングで採用。そしてセイコーは、デイト表示に加え、曜日表示は2か国語(日本語と英語)をラインナップしていた。 キャリバー6138は、セイコーが1970年に発表し、スモールセコンドとふたつの積算計を搭載した2モデルのクロノグラフ(写真中、右)に採用された。 この新しいムーブメントを搭載した「61ファイブスポーツ スピードタイマー」は1969年5月の中頃に登場。つまり、セイコーは世界初となる自動巻きクロノグラフの市場投入競争で勝利したのだ(競合であるゼニス、そしてブライトリング、ホイヤー、ビューレン、デュボア・デプラによる4社連合は、同年の後半に自動巻きクロノグラフを発売)。一方、厚さ7.

8B92)、ソーラークロノグラフ(Cal. V175)が主要なムーブメントとなります。ここではそれぞれの駆動別クロノグラフバリエーションの主なモデルをピックアップしてご紹介していきます。 機械式クロノグラフ スプリングドライブGMT Cal. 9R84 グランドセイコー スプリングドライブ GMTクロノグラフ GC221 インダイヤルの配置が個性的なグランドセイコーのクロノグラフモデル。2時位置は30分積算計、4時位置は12時間計、そして9時位置はスモールセコンドというレイアウトとなります。ちなみに7時位置にあるのはパワーリザーブインジケーター表示となります。メーカー希望小売価格は1, 705, 000円(税込)。 グランドセイコー スプリングドライブ クロノグラフ GB001 こちらもマスターショップ限定として発売されていたRef. SBGB001。すでに生産終了モデルとなります。上記、グランドセイコーのムーブメントのベースであったCal. 9R84。この9R84にGMTが付加されたのが上記のグランドセイコーとなります。当時のメーカー希望小売価格は803, 000円(税込)。 ■関連商品はこちら グランドセイコー スプリングドライブクロノグラフ 一覧 自動巻き Cal. 8R48 セイコー プレザージュ セイコークロノグラフ 55周年記念限定モデル RK015 セイコーが初めてクロノグラフを発売してから55年目を記念して発売された2019年限定モデル。下記で紹介する「クラウン クロノグラフ」の雰囲気を現代流にアレンジ。2016年に登場したCal. 8R48はプレザージュの頂点に位置するモデルに搭載されています。垂直クラッチ方式を用いたことで、耐衝撃性、針飛が軽減されています。3時位置が秒針、6時位置が12時間計、9時位置が30分積算計のレイアウトになります。メーカー希望小売価格は385, 000円(税込)。1, 000本限定モデル。 セイコー 自動巻きクロノグラフ 一覧 手巻き Cal. 5719A セイコー クラウンクロノグラフ 上記モデルのオリジンとも言うべし、国産初の手巻きクロノグラフムーブメントを搭載した歴史的なモデル。当時のセイコーの上級モデルクラウンをベースにクロノグラフが搭載されました。ご覧のように日付、秒針は装備されていません。2時位置のボタンでクロノグラフを作動させるシンプルな構成となっていました。近年セイコーのアンティークモデル再評価に伴い、急激な価格上昇をしているモデルとなります。 セイコー 手巻きクロノグラフ 一覧 GPSソーラー電波 GPSソーラー電波 Cal.

May 17, 2024, 12:12 am