京都 寺町 三条 の ホームズ 二 次 創作

嬉しいけれど、『本当に! ?』という戸惑いが勝る。 「まさか、ご存じの上でのスルーだったとは、やはり葵さんは、無自覚にひどいですね」 「そんな!知ってても、そこでそんな風には思いませんよ!だってホームズさんはいつだって『花が綺麗ですね』『星が綺麗ですね』『この壺、美しいですね』と、いつだって何かを褒めてるじゃないですか!」 「そうかもしれませんが、やっぱり葵さんは無自覚にひどいですよ。『安定の葵さん』ですね」 と、少し意地悪な横目を見せる。 「ええ!

「なあなあ、これ持っててくれよ」 秋人さんは、店の外に出るなり、ミネラルスパークリングウォーターが入った500ミリリットルのペットボトルを振ったあとに、自分のスマホと一緒にホームズさんに手渡した。 「どうして、僕がこんなものを?」 ほぼ無理やり持たされたホームズさんは、嫌な予感がするのか冷ややかな目を見せる。 「今流行りの『ボトルキャップチャレンジ』をしたいんだよ。そのボトルを持って、スマホで撮影してほしいんだ」 「ボトルキャップチャレンジ?」 「知らねーの? まあ、見てろよ」 秋人さんは、ホームズさんから一歩離れて、体を捻り、回し蹴りをする。 どうやら、ペットボトルのキャップを足で開けたかったようだが、見事に空振りして、その場に尻餅をついた。 ホームズさんは、スマホを手に「うん」と頷く。 「とても良い動画が撮れましたよ」 スマホを手に、ホームズさんは、嫌味なほどの笑みを見せる。 「ちげーよ、尻餅つく俺とか、そんなの撮りたいんじゃねぇ!」 もう一回だ!

寺町三条気分を高めるために SSを書きたいと思います。 ********** その日は店長に頼まれて、四条に使いに出ていた私は、用事を済ませて河原町通を北上し、寺町三条へと向かっていた。 途中、抹茶スイーツの店に並ぶ長蛇の列に驚きつつ、振り返る。 古都京都は、和スイーツが人気であり、中でも抹茶はさらに人気が高い。 だけどこの人気はどうしたことだろう?

June 13, 2024, 8:50 am