レッサーバス | 『本好きの下剋上』人名・用語辞典

可愛いでしょう?」 神官長には変な物扱いされたけれど、レッサーバスは可愛いと思う。女の子同士なら、この可愛さが語り合えるかもしれない。そう考えたわたしが喜んでブリギッテを見上げると、ブリギッテはほんの一瞬、「しまった」と言いたそうな顔をして、誤魔化すように咳払いした。 「……コホン!

あの商人ではなく?」 本日、孤児を引き取りに行くことはベンノを通して伝えてもらっていたが、どうやら、神殿長と神官長が揃って行くことは伝えていなかったようだ。 泡を食ったような表情で、町長が飛び出してきたところを見ると、ベンノは毎回碌な出迎えをされていなかったように思える。 「孤児はどこだ? 通達はしてあったはずだ。全員連れてきなさい」 神官長の眼光に息を呑んで、町長はすぐさま使用人に孤児達を呼びに行かせる。連れて来られたのは、汚い体にごわごわの頭、やせ細った体つきの子供達だ。以前の孤児院を彷彿とさせ、今の生活の厳しさが一目でわかる姿だった。 わたしは目の前に並ぶ十数人の子供達を見て、眉を寄せる。 「……これで全員ではありませんよね? 報告された人数と違いますけれど?」 「その者が間違えたのでしょう」 跪いたまま、ニコリと笑ってそう言った町長をきつく睨んだ少年が大きく首を振って否定した。 「違う! 嘘だ! 姉ちゃんもマルテも売れるから、隠されたんだ」 「黙れ、トール!」 カッと目を見開いて、トールという孤児をすぐさま殴ろうと立ち上がった町長の腕を、ザッと動いたダームエルが素早い動きで押さえて、光るタクトを出した。 「フェルディナンド様は全員と言ったはずだが? 命令が聞こえなかったか?」 平民のたかが町長が領主の異母弟である神官長の命令違反をするなど、その場で処分されてもおかしくない。何の躊躇いもなく武器を取り出したダームエルに、町長はひっと息を呑む。 「だ、誰か! 誰でもいい、ノーラ達を連れてこい!」 売れるから、という言葉からわかるように、連れて来られた少女二人は綺麗な顔立ちをしていた。 ベンノから報告を受けた通りの人数が揃ったのを確認して、わたしは孤児達に話しかける。 「貴方達の中でわたくしの孤児院に移りたい人はいるかしら? 神官や巫女となるのですから、これは強制ではありません。小神殿では寝る場所も食事も保証するけれど、お仕事はしていただきますし、こちらの規則に従って生活していただくことになります」 怯 ( おび) えるような目でわたしと町長を見比べる孤児達の中で、トールだけが真っ直ぐにわたしを見た。 「姉ちゃんを売ったりしないなら、オレと姉ちゃんは移動する」 「トール……」 連れて来られた二人の少女のうち、年長の少女が姉なのだろう。心配そうにトールを見つめた。 それを遮るように町長が手を伸ばす。 「待て、ノーラは駄目だ……」 「黙れ。ローゼマイン様はお前に発言を許していない」 ダームエルが跪いている町長の頭を押さえこむ。神官長はすぅっと目を細めて町長を睨む。腹に怒りを溜めこんでいる時の顔だ。 神官長の周囲がひんやりとした空気になっていくので、そこに背を向けるようにして、わたしはノーラに問いかける。 「ノーラはどうですか?

一体何なのだ私の妹は? www ランプレヒトも怒られてるw 数多の課題を、出されているのではなく、大半はマイン自身が作ったものだよね。 勉強のその上を言ってるとまだ理解できてないヴィルフリートがよくわかる。 ヴィルフリートの下に付くくらいなら弟妹を育て 「其方を叩き潰す」 フェルディナンド。 なんとマイン様側のお話も! 普通の側仕えの仕事できないのかw ジル様は姉を押し退けて今の地位に。 カルステッドとリヒャルダの努力の賜物! リヒャルダ、オルドナンツ飛ばせるの?貴族?魔力の使い方知ってるんだね 先生も「姫様」呼び。 「 それ以外にも秘密は色々ありますが、 女の秘密を知ろうとすると、 碌な結果にならないと神話や物語にございましてよ」 同じ年の兄の教育方法を先生に教える(笑) 城の図書室のためならヴィルフリートの嫁も考えるwww 騎士物語集!そんなのあるんだね! 夜に!フェルディナンド来る!耐えきれんのだろう えージルヴェスター、フェルディナンドの大変さ知らなかったのか……… マインの仕事もフェルディナンドが担ってると思ってたのか……… 今はハッセがあるから神官長も話に入るけど、それまでは確認報告くらいで神官長はマインの仕事してないのに… フェルディナンドのよく知る子供はマインだけ。 だからヴィルフリートが劣っていても仕方がないと思っていた、が。 孤児院の子達よりも、ルッツやギルよりも劣っていると今日知った、ふふん。 苦労した神官長にとってヴィルフリートは地雷。 フロレンツィアも怒ってる! たしかに。 リヒャルダこそヴィルフリートにつけるべきだった。 つけかえました。 フロレンツィアがジルヴェスターにも愛想が尽きてマインに兄の教育方法を訊ねる。 「エックハルトはフェルディナンド以外に仕える気はない」 長兄!!神官長に年近く思ってくれてる人だったけど!専属護衛騎士だったのか! カルステッド家、ジルヴェスター家に食い込みすぎ。 ギルは10歳か。あの問題児がね。頑張った頑張った。 マインは2つ課題を出していた! それもできないなら弟妹を育てる、そこまで考えてフランにお手紙書いてたのかよ… ヴィルフリートが課題をこなすと自信満々。 何故ならマインの側仕えは優秀だから! マインの命令通りヴィルフリートに教育させると、確信がある! 「フランを教育したのは私だ」 愛されフラン。 ふるいにかけるというか…誰かしらは確実に入れ替わるのだな… マインからの「ずるい」に、もう言わないとヴィルフリート。よしよし。 リバーシ根に持ってる神官長ww 「……そんな昔のことをねちねちと。しつこい殿方は好かれませんよ」 「大丈夫だ。私のことを好く人間は少ない。嫌われているのが普通なので、特に気にしなければ良い」 ……全然大丈夫じゃない。誰か、この人にも更生計画を立ててあげて!

June 1, 2024, 3:22 pm