暑 すぎる 職場 法令 違反

なぜ、このような内容が法律・法令で定められているのですか。 宮崎さん「事務所衛生基準規則の根拠となる労働安全衛生法1条には『職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進することを目的とする』と規定されています。この文言通り、労働者が職場で安全、かつ健康に働けるよう、快適な職場環境をつくるためにこれらの法令が定められているのです」 Q. 暑すぎる職場と法律の規制-解決社労士 柳田恵一. 新型コロナ感染対策として、「オフィスの窓が長時間開いたままになっている」「窓が全開のため、寒い室内でコートを着て仕事をしている」という人もいるようですが、こうした環境について法的な問題はありますか。 宮崎さん「例えば、職場の室温が恒常的に10度以下となっており、体調を崩す人が続出している場合、形式的に、先述の労働契約法5条や事務所衛生基準規則4条1項に違反している状態といえます。しかしながら、新型コロナ対策を講じることも労働者の安全や健康を確保する目的なので、形式的に法律に違反しているとしても実際に処罰されたり、民事上の責任を問われたりする可能性は限りなく低いでしょう」 Q. つまり、窓全開のオフィスでの労働を余儀なくされている従業員が「寒くて仕事に集中できない」「寒さのあまり、体調を崩した」場合でも、会社側への法的ペナルティーは発生しないということでしょうか。 宮崎さん「はい。あくまで、新型コロナ対策が理由であれば、会社側にペナルティーが発生する可能性は低いと思います」 Q. とはいえ、オフィスの温度や湿度が著しく低い状態が続けば、日々の仕事への悪影響も考えられます。従業員が改善を求めても会社側が対応しない場合、どうすればよいでしょうか。 宮崎さん「労働基準監督署は、職場の安全や衛生に関することも相談に乗ってくれます。従業員側がアクションを起こしても会社側が改善に向けて動いてくれない場合、最寄りの労働基準監督署へ相談に行くことをおすすめします」 Q. オフィスの温度・湿度などの環境について、問題となった過去の事例・判例はありますか。 宮崎さん「1995年9月に食品会社の社員が過労自殺した事件があり、裁判所は作業現場が相当の高温・多湿状態となっていたことについて、会社側の安全配慮義務違反を認め、遺族に対して損害賠償するよう会社側に命じました」

暑すぎる職場と法律の規制-解決社労士 柳田恵一

寒さが厳しくなる中、新型コロナウイルス感染防止策の徹底がますます求められています。 ネット上では、有効な感染対策の一つとされている「換気」について、「換気をしなければと思いつつ、寒いから窓を開けたくない」などの本音が上がっていますが、中には、出社時のオフィス環境について、「職場の窓が全開なので、コートを着て仕事している」「上司が『明日から窓を全開にする』と言ってきたので怒りを覚えた」「さすがに窓を開けっ放しだと寒くて仕事に集中できない」「コロナを予防できたとしても体調を崩しそう」など、寒いオフィス環境での仕事を余儀なくされている人もいるようです。 一方で「オフィスの室温は法律で定められていたはず」「快適に仕事ができる環境を整えていない場合、企業側にペナルティーはないの?」といった疑問の声も上がっています。オフィスの温度や湿度を巡る法的問題について、白石綜合法律事務所の宮崎大輔弁護士に聞きました。 コロナ対策も労働者の安全に Q.

07. 22. 解決社労士 東京都社会保険労務士会 武蔵野統括支部 働き方改革研究会 所属 大きな案件は、 働き方改革研究会 でチームとして承っております。

June 16, 2024, 5:07 am