ホイールベアリングの交換時期!工賃目安も解説 | バイクの先生

ベアリング部(ホイールハブ)の構造を理解する。 ホイールベアリングが収まるハブ部の部品構成はおおよそこのようになっています。 アクスルシャフトを締め付けると、軸力約3tが発生します。 その軸力を受け止める部品に色を塗りました。 色が塗ってある部品にアクスルシャフト(ボルト)の反力が掛かります。 排気量によってこの構造は大きく異なりますが、ビッグバイクはメーカーを問わずこの構成です。 ドライブチェーンの反力を受けるハブベアリングはボールが2列あります。 ホイールベアリングは左右に1個づつ装備され、合計3個のベアリング(ボールは合計4列)が使用されています。 *ヤマハ車はハブベアリングがローラータイプが主流です。 ここで最も大切な事は、合計3個(ボール4列)のベアリング全てが、 アクスルシャフトを規定トルクで締付けた時 に、 インナーレース と アウターレース と ボールのセンターがぴったり揃った状態 に組み込む事です。 大事なのは、 アクスルシャフトを規定トルクで締付けた時 ですよ!! ホイールを締付けていない状態で整列が出ていても無意味 です!! 池上先生 この事をしらないバイクショップは全国にたくさんあります! カスタムコンテストで有名なビルダーさんやショップですら知りませんからね!! 皆さんも気をつけて下さい! 全国にたーーーくさんありますよ! インナーレースとアウターレースのセンターが揃っていない場合、ボールの転がる溝がズレて回転が重たくなってしまいます。 このディスタンスカラーが持つ剛性が低いと、アクスルシャフトを締めた時に縮んでしまう事があります! 3. バイク ホイールベアリング 不具合 症状. ソケットで叩くとセンターが出ない理由 結論から言うと、アウターレースとインナーレースを同時に押し込む事ができなからです。 ソケットを使用する場合、ベアリングのアウターレースだけを押し込む事になります。 こんなイメージ↓ ベアリングのアウターレースだけしか押し込む事ができません。 インナーレースがディスタンスカラーに着座した瞬間、反対方向へ力が加わりセンターがズレる。 この状態でハンマーでカキン!カキン! とディスタンスカラーに、インナーレースが当たるまで押し込んで行きます。 最後、インナーレースに当たる瞬間はアウターレースとそれぞれ逆方向の力が加わります。 このようにアウターレースだけに力を加えてしまうと、作用反作用の法則で、同じ力でインナーレースを逆方向に押してしまう事になります。 だから、アウターレースしか力を加えることのできないソケットは使用してはいけないのです。 センターがズレない圧入方法 こうさせない為には、アウターレースとインナーレースを同時に押す事ができる鉄などでできた治具を使用します。 こうすれ同時に同じ方向へ押し込む事ができレースのセンターはズレません。 この治具なら同時に押し込める!

  1. バイク ホイールベアリング 不具合 症状
  2. バイクの正しいホイールベアリングの交換方法|ソケットを叩く圧入は大間違い!! | MOTO-ACE-BLOG
  3. 最近のベアリング交換状況と注意点 10月 | バイクタイヤ交換 モトフリーク東京

バイク ホイールベアリング 不具合 症状

ディスタンスカラーを挿入する。 ベアリングの入っていないR側からディスタンスカラーをセットします。 手順3. R側ベアリングを3tで圧入する 専用冶具を使用してR側ベアリングを圧入します。ディスタンスカラーとの センターズレに注意 します。 本圧入する前にアクスルシャフトの通りを確認します。 OKであれば、プレス圧力を3tまで上昇させます。 この時、R側ベアリングを押さえておかないと抜けてしまいます。 R側、L側それぞれインナーとアウターレースを受ける事のできる治具を使用してプレス荷重を高めます。 こうする事で、 ディスタンスカラーを 左右両ベアリング(インナーレース)からプレスする事が可能 になります。 プレスによってディスタンスカラーの長さが少し縮んでいますが、治具によってインナーれーす、アウターレースを同時に押している為、 ベアリングのレースにズレはありません。 しかしプレス荷重を抜くと、ディスタンスカラーは元の長さに戻ります。(長くなります)その為、両サイドのホイールベアリングのインナーレースだけが外側へ向かって押される事になります。 マルケス え? ベアリング指で回したらメッチャ重いんだけど!! これで大丈夫なの!? 最近のベアリング交換状況と注意点 10月 | バイクタイヤ交換 モトフリーク東京. 指で回ベアリングを回すととても重たく、思わず「え! ?コレフリクションの塊で全然ダメじゃん!」と思うほどです。 しかしコレが正常な状態ですので問題ありません。 ホイールをバイクにセットし、確実な管理の下でアクスルシャフトを締付け、軸力3tを受ければキッチリとベアリングのセンターが揃います。 レーサーの場合、仮にアクスルシャフトの締め付けが弱いと、締結剛性も変化しますが、ベアリングのセンターが出ずフリクションロスが増加します。 逆に強く締めすぎても、ディスタンスカラーが縮みすぎてベアリングのレースが内側へ寄りすぎます。 → やはり性能を発揮できません。 バイクの部品の構造と使用を理解しているメカニックが居ないとライダーはバイクの性能を発揮させる事はできないのです。 メカニックってやっぱり凄い!!! マルケス じゃあなんで量産車もプレス機を使わないの?? その方がより精度の高い組み立てが可能なんでしょ!? マルケスの言う通り! そうしたいのはもちろんなのですが、、、 街乗りバイクは]締め付ける条件を一定に保つ事ができません。同じようにトルクレンチを設定しても、グリスを塗る人や塗らない人、トルクレンチを使わない締め付けでも、狙いの性能を発揮できなければなりません。 なので 整備の条件がバラついても、性能を発揮できる仕様 になっています!!

←この方法であれば、インナーレース&アウターレースを同時に圧入する事ができるので、ボール、レースに負荷を掛けずに圧入する事ができます。 M10だとしたら、4. 5〜5. 0kのトルクで軸力約3tが発生します。 つまりアクスルシャフトを締付けた状態で圧入する事ができ、本来欲しいはずの「アクスルシャフトを締付けた状態でレースとボールの整列が正しく揃う」のです。 理想は5t程度の小型の油圧プレスがあれば良いですが、ホームセンターでもベアリング圧入する治具程度は揃える事ができます。 HONDA純正のベアリング交換治具はハンマーで叩いて圧入する仕様になっています。 もちろんインナーとアウターレースを同時に押し込める仕様で問題ないのですが、気をつけなければならない事が一点あります。 それは、インナーレースに到達(当たった)した瞬間に、 反対側のインナーレースだけを押してしまう!! 事に注意しなければなりません。これを怠ると、 最初に入れたベアリングのインナーレースが押されて、センターがズレて しまいます。 なので、叩いて入れる側はもちろん、 先に圧入完了したベアリングのインナ&アウターレースを同時に 抑えなければなりません。 これを怠ると、 後に圧入したベアリング はレースのセンターが揃います。 しかし、 先に圧入したベアリング はホイール内側からディスタンスカラーを介してインナーレースが外側へ押され、レース同士のセンターがズレてしまいます。 見た目にはちゃんとベアリングが装着されていますが、指で回すとめちゃくちゃ重い状態になってしまうのは、コレが原因です。 ここに気付いていないショップはかなり多いので要注意です。 一番最初に圧入するベアリングだけはソケットで叩いてもOKですが、後のベアリングはソケットを使用できません。 つまり、治具を持っているショップであれば最初から治具を使用して圧入するはずですよね! ソケットを使用するということは治具を持っておらず、最終的にレースのセンターがズレた状態で圧入されてしまいます。 サンデーメカニックならまだしも、技術料を受け取る側のプロはソケットを使用するなど言語道断。 残念ですがそのショップにベアリングを交換する実力はありませんので、違うショップに依頼してください。 4. バイクの正しいホイールベアリングの交換方法|ソケットを叩く圧入は大間違い!! | MOTO-ACE-BLOG. 信用できるショップの見分け方! シビ子 あの〜…、自分のバイクのホイールベアリングを交換したいんですけど、圧入治具や専用工具はありますか〜??

バイクの正しいホイールベアリングの交換方法|ソケットを叩く圧入は大間違い!! | Moto-Ace-Blog

良男 お問い合わせありがとうございます!! もちろん専用工具は揃っておりますのでベアリング交換可能です! 当店にお任せください!! 悪男 電話ありがとね〜!! 治具が無くても交換できるんですよ〜! プロに任せれば大丈夫! すぐに持ってきて下さいね〜!! こんな感じで、専用治具は無くても交換できる! と言っていたらめちゃくちゃ怪しいです。 ショップの店員さんを目の前にすると話しにくい内容なので、事前に電話で問い合わせすると良いと思います。 若しくは「うちは専用治具を持っていないから、できません。」とハッキリ断るショップは信用できます。 ベアリング交換以外の作業は任せても良さそうですね! 5. 量産車とは異なるレーサーのベアリング圧入方法 レーサーのディスタンスカラーは量産車に使われている鉄と違い、アルミやチタンが使用されています。 しかも軽量化を追求しているために肉が薄い!!! だからディスタンスカラーの剛性が低いんです。 アクスルシャフトを指定トルクで締め付け、 軸力が3tを受けるとディスタンスカラーの長さが短くなってしまいます。 つまり…治具を使ってベアリングを叩いて圧入した後、アクスルシャフトを締め付けると、ベアリングのインナーレースが内側に寄ってしまい、レース同士のセンターがズレてしまうんです!!! ( ・∇・) 乱暴ー 俺のベアリングーー!どうしてくれるんダーーーー!!!!! もちろん大丈夫です!! レーサーは、メカニックによって常に同じ締め付け条件を維持する事ができます。 ネジ部と座面部のグリスの条件、精密トルクレンチを使用して毎回同じ締め付けトルクを管理する事で得られる 「3tの軸力」 。 つまりレーサーの場合は、 誰がアクスルシャフトを締め付けてもディスタンスカラーには3tの力しか掛からない前提で設計できる のです。 方法1. レーサーのホイールベアリングは初めから受ける軸力3tで圧入! 量産車もプレス機を使うのがBEST!! HRCが公開しているサービスマニュアル 方法2. プレス機で圧入する 手順1. L側ベアリングを圧入する まず、L側ベアリングを治具を使用して圧入します。 L側ベアリングはホイールに突き当てる構造なので、突き当たるまで圧入します。プレス荷重は3t。 *アウターレースは、アクスルシャフトの軸力を受けませんが、最後にアウターレースをリテーナ―で締付け位置決めをします。万が一圧入不足があると、締付トルクを圧入荷重に奪われ、本来の位置決めができなくなる恐れがあります。それを防ぐためのプレス圧入です。 *専用冶具を使用しホイール内部の突き当て部のすぐ裏で反力を受けます。ホイール全体で受けてはいけません。 手順2.

ダストシール中にいるベアリングがどんな状態なのかは、 ホイールを外さなければ確認できない のです。 もしホイールを外す機会があれば、この2つを点検しましょう! ホイールを外したらこの2つを点検!! ベアリングを指で回してみて、「ゴリゴリ」感を感じたらNG。 ダストシールより内側に漏れで出たグリスが見えたらNG。 上記2つが両方無ければOKです。 グリスがダダ漏れになっていると、ダストシールから放射状にうっすら飛び散っている場合がほとんどですから、洗車する時に、ホイールのサイドカラー周辺で明らかに水をはじいているような事が無いか気にすると、確認する精度が高まります! *ついでにリンク周りもチェック! 2. ベアリングの有るべき正しい姿を知る 上の写真のような状態を未然に防ぐには、交換するしかありません。 ライダー歴が長くなってくると、仲間やチームの中に自分で交換した事のある知り合いが居ると思います。 しかし、残念な事にそのほとんどは 間違った方法で圧入 してしまっています。 するとベアリングの寿命を縮め、摩擦ロスが増大しパワーロスしてしまい、交換した意味を失ってしまいます。 そうさせない為の第一歩は ベアリングのあるべき姿を知る事 です。 あるべき姿1. ベアリングの名称と機能 よくある間違い! → 「インナーレースがアクスルシャフトの上で回転する!」 ホイールを置いてベアリングを回転させる時、指でインナーレースを触ってクルクルと回して回転状態をチェックします。そのままのイメージでバイクに装着した後も同じと思いがちです…。 ホールに圧入されているのはアウターレース! 固定がインナーで、回転するのがアウター側ですから覚えて置いてくださいネ! ホイールベアリングは、レースにある溝の中でボールが 点接触で転がる事でスムーズな回転を生み出す 事ができます。 あるべき姿2. レースとボールの位置関係のあるべき姿 ボールがスムースに回転するには、アウターレースとインナーレースの溝センターが完璧に揃う事です。 レース同士の位置はボールを介してたまたまそこに居るだけです。ボルトなどで固定はされていません。 圧入する前のベアリングは自然にレース同士のセンターが出ています。 この状態を ホイールに圧入した後もキープさせる事が絶対 です!! ソケットでコンコン!と叩いてては絶対にセンターが出ません。 ベアリングの寿命を縮め、転がり抵抗が増加しエンジンパワーをロスしてしまいます。 あるべき姿3.

最近のベアリング交換状況と注意点 10月 | バイクタイヤ交換 モトフリーク東京

バイクのホイールベアリングが悪くなるとどんな症状が出ますか? 補足 乗ってる時は何か体感的な事はありますか? 2人 が共感しています 特にブレーキを掛ける時に、グリグリ感が出ます。でも、体感するようなら、もう危険な状態ですから、乗っては、いけません。ベアリングが完全に破壊されてしまうと、タイヤが真っ直ぐ回らなくなるので、転倒してしまいます。ベアリングは、定期的に点検、メンテナンスをしなければいけない場所です。 4人 がナイス!しています グリグリ感ですか。ちょっと注意しながら乗ってみます!ちなみにショップにホイールもちこめば交換してもらえますか?費用はどれくらいかかるでしょうか?

座間2りんかん 座間2りんかん修理例~ホイールベアリング編~ 毎週土曜のPITブログやってきました。 こんにちは。座間2りんかんPITスタッフの ちゃんおく です。 いつ土曜日恒例にしたんだ?って感じですね。 定期的に更新できるようにしていきますので 今後ともよろしくおねがいしまーす(・ω・)ノ゙ さてさて、今日はホイールベアリングのお話です。 当店では、タイヤ交換時にホイールベアリングのチェックも一緒に行っています。 そこでたまに見つかるベアリング不良。 先日フロントタイヤ交換されたお客様のベアリングはこんな感じでした。 グリスを保持してなめらかに動かないといけないベアリングが、 サビすぎてグリスも何もなくなってました… さすがにここまでくると、バイクを押しただけでもゴーって音します。 でも徐々にそうなってくるので、異音&異常に気付かない方もいらっしゃるんですよね。 なので、タイヤ交換などの消耗品を適正時期に交換することや 定期点検ってすごく大事なんです。はい。 その時にチェックできますし、グリスが減っていたら足せる。そうすることで良い状態を保てるので 後々、大きな金額を払って修理しなくて済むようにもなりますしね。 で、この外したベアリングの恐ろしいところはこのサビだけじゃないいんです… 回してみるとサビのせいでゴリゴリ…動きが渋い! よく見てみると… 黄色い矢印のところに比べて、赤い矢印の部分に隙間が…!! それだけガタができてるってことなんです。 ほんの少しのガタに見えるかもしれませんが、これかなり致命傷なんです。 たぶんハンドルもけっこうブレたりしていたんじゃないでしょうか。 ハンドルがブレる原因は色々と考えられますが、 その原因の一つにホイールベアリングがあります。 バイクを転倒させたことがないとかで、最近ハンドルがブレる気がする…という方は 一度ホイールベアリングやタイヤなどのチェックをしましょう! 座間2りんかんでは、ホイールを車体から外しての点検も行います! 先に述べました通りタイヤ交換の際は必ずチェックしていますが、 違和感がある場合はぜひ点検をご依頼下さい♪ ・ホイールベアリング点検のみ¥1, 620~ ・フロントホイールベアリング交換工賃…¥5, 940~(+パーツ代) ・リアホイールベアリング交換工賃…¥8, 100~(+パーツ代) 車種によっても価格が変わることがございますのでお気軽にお問い合わせ下さい!

May 20, 2024, 12:48 pm