調剤報酬点数のポイント

5錠 分1 夕食後 60日分 リピトール錠5mgには割線がありませんので、錠剤を半割しても自家製剤加算を算定できません。割線がない錠剤を半割しても含量の均一性を保証できないから、というのが算定不可の理由です。 粉砕し1回分ずつ分包した場合には含量の均一性を保証できるため、自家製剤加算を算定できます。粉砕した場合の点数は20点×9=180点です。 処方例9 <処方例9> ワンアルファ錠0. 25μg 0. 5錠 分1 朝食後 25日分 処方例9では自家製剤加算を算定できるでしょうか。ワンアルファ錠0. 掲示板より2 ある錠剤を粉砕し散剤にした場合 : 調剤報酬Q&A. 25μgは条件②は満たすのですが、割線がないため条件①を満たさず、半割しても自家製剤加算を算定できません。さらに、粉砕した場合でも自家製剤加算は算定できません。この点がリピトール錠5mgとは異なります。 なぜ粉砕しても自家製剤加算を算定できないかというと、アルファロール散1μg/gが薬価収載されているからです。ワンアルファ錠とアルファロール散の薬効成分はともにアルファカルシドールです。 本加算に係る自家製剤とは、個々の患者に対し市販されている医薬品の剤形では対応できない場合に、医師の指示に基づき、容易に服用できるよう調剤上の特殊な技術工夫(安定剤、溶解補助剤、懸濁剤等必要と認められる添加剤の使用、ろ過、加温、滅菌等)を行った次のような場合 ですから、市販されている医薬品と同一の剤形で対応可能の場合は自家製剤加算を算定できません。したがって、ワンアルファ錠0. 25μgは半割しても粉砕しても自家製剤加算は算定できません。 処方例10 <処方例10> タケプロンOD錠15mg 1錠(粉砕) 分1 就寝前 10日分 処方例10は自家製剤加算を算定できるでしょうか。結論から言うと算定できません。なぜなら、タケプロンOD錠は粉砕すると失活し薬効を失うからです。 自家製剤は、医薬品の特性を十分理解し、薬学的に問題ないと判断される場合に限り行うこと。 というルールがありますので、薬学的に問題のある調剤行為に対して自家製剤加算を算定することはできません。処方例10を薬局で受け付けた場合には、タケプロンを粉末で交付する必要性を確認した上で処方医に疑義照会を行い、タケプロンカプセル15mg 1capに変更してもらい、脱カプセルして1回分ずつ分包するのが良いでしょう。この場合、脱カプセルという調剤行為に対し自家製剤加算を算定できます。点数は20点×2=40点です。 処方例11 <処方例11> メイラックス錠1mg 0.
  1. 嚥下困難者用製剤加算 通知
  2. 嚥下困難者用製剤加算 自家製剤加算 違い
  3. 嚥下困難者用製剤加算 計量混合加算

嚥下困難者用製剤加算 通知

5錠 分1 就寝前 14日分 処方例11では自家製剤加算を算定できるでしょうか。条件②は満たしています。また錠剤に割線があり条件①も満たしているように思えますが、実はメイラックス錠1mgの線は割線ではなく、割線模様です。 割線模様とは、読んで字のごとく、割線のような模様です。割線に沿って半割した場合には含量の均一性が保証されますが、割線模様に沿って半割した場合には保証されません。割線なのか割線模様なのかは、添付文書を見て判断します。割線の場合、添付文書に必ず「割線」と書かれています。添付文書に「割線」と書かれていない場合、それは割線ではなく割線模様です。 したがって、メイラックス錠1mgを割線模様に沿って半割した場合、含量の均一性が保証されません。しかしながら、割線模様に沿って半割するときれいに二分割され、含量は均一になっていると判断して問題なさそうです。自家製剤加算の算定については認められる場合と認められない場合があり、ここではっきりと回答をすることができません。 しかし、割線模様に沿った分割であっても自家製剤加算を算定できる場合があります。それはフルイトラン錠2mgです。 平成16年の疑義解釈には次のように書かれています。 Q. 割線のある錠剤の4分割は算定可か。 A. フルイトランなど客観的に均一にできる根拠があれば算定可能。また、医師の了解を得た上で散剤として製剤した場合には、自家製剤加算が算定可能である。 平成16年当時はフルイトラン錠は2mgのみ薬価収載されていました。フルイトラン錠2mgの錠剤写真はこちらです。 ご覧いただければ分かるように、錠剤には4分割できそうな線が入っています。しかしフルイトランの添付文書には割線の文字はありませんので、これは割線ではなく割線模様です。 しかしながら、疑義解釈資料から分かる通り、フルイトラン錠2mgについては、「割線ではないが客観的に均一にできる」と厚生労働省が認めていますので、割線に沿った4分割で自家製剤加算が算定可能です。 割線模様を持つその他の医薬品については言及がありませんのが、レセプトや個別指導で「客観的に均一にできる根拠」を示せるのであれば自信を持って算定して良いでしょう。 話をメイラックスに戻します。半割では自家製剤加算が算定できないかもしれないなら粉砕しようとお考えの方がいらっしゃるかもしれませんが、メイラックス細粒1%が薬価収載されているため、粉砕した場合、確実に自家製剤加算は算定不可です。 処方例12 <処方例12> セフゾン細粒小児用10% 1.

嚥下困難者用製剤加算 自家製剤加算 違い

処方例 Rp1. ロヒプノール(2) 1T (粉砕で) 1×就寝前 14日分 Rp2. ロキソニン細粒 3. 8g セルベックス細粒 1. 5g 3×毎食後 14日分 上記の処方で処方1は嚥下困難者用製剤加算、処方2は計量混合調剤加算は算定できますか 嚥下困難者用製剤加算に関する通知で 『 剤形を加工したものを用いて他の薬剤と計量混合した場合の計量混合調剤加算は算定は算定できない。(平16. 2. 27 保医発0227001)』 とあります。これは、嚥下困難者用製剤加算の対象薬剤(剤形を加工したもの)を用いて他の薬剤と計量混合した場合です。 例の場合は剤形を加工したものとは剤の異なるものの計量混合ですから計量混合調剤加算は算定できます。

嚥下困難者用製剤加算 計量混合加算

2018/1/25 2019/5/13 PHARMACIST, STUDY 勉強中の学生 「好酸球っていったい何? 授業ぜんぜん聞いてなかったからわからない・・・」 この疑問に答えます。 スポンサーリンク 僕は薬剤師です。 薬剤師の資格を取るためには、理系の科目に精通している必要があります。 学生の時は、生理学や薬理学が好きでした。 今回、この記事では 好酸球について簡単にわかりやすく 説明しようと思います。 ぜひご覧ください。 この記事の内容 好酸球の読み方 血液の成分 白血球の成分 好酸球の中身 あとがき 好酸球って知っていますか? 嚥下困難者用製剤加算 自家製剤加算 違い. 読み方も知らない人にとっては難しいかもしれません。 これは 「こうさんきゅう」 と読みます。 英語では eosinophil(エオジノフィル) と書きます。 好酸球とは何かを説明するためには、血液から説明する必要があります。 血液というのは、僕たちの体の中を流れ体のすみずみに栄養を送り届けてくれます。 血液の中には3つの細胞がいます。 それが、 赤血球 と 白血球 と 血小板 です。 さらに白血球には、3つの種類があります。 それが、 顆粒球 、 単球 、 リンパ球 です。 顆粒球の成分 さらに、顆粒球には3つの種類があります。 それが、 好酸球 と 好中球 と 好塩基球 です。 やっと好酸球がでてきました。 結局簡単にいえば、好酸球は顆粒球のうちの一つです。 もっと簡単にいえば、好酸球は白血球のうちの一つです。 もっともっと簡単にいえば、好酸球は血液の成分の一つです。 好酸球は、顆粒球のうちの一つ言いました。 顆粒球ってなんでしょうか? ちなみに顆粒球は、 「かりゅうきゅう」 と読みます。 顆粒球というのは、細胞の中に顆粒を持っている細胞という意味です。 顆粒っていうのは、つぶつぶのことです。 好酸球の中にはつぶつぶがあるのです。 つぶつぶというと、オレンジジュースのつぶつぶを想像します。 しかし、好酸球のつぶつぶには、 菌を退治する成分が入っています。 つまり、外部から菌が体内に侵入してきたとき、好酸球が顆粒を出して、菌を退治してくれるというわけです。 ありがたい存在、まさに 好酸球様 ということです。 しかし、これで終わりではありません。 実は、この顆粒の中には アレルギーを引き起こす物質 も入っています。 喘息がわかりやすい例です。 気道に好酸球が入り込みアレルギー物質を出すことで、気管支がせまくなります。 喘息を引き起こすのはさまざまな細胞ですが、好酸球が代表的な細胞です。 実は、僕は喘息持ちです。 ほこりやダニを吸ったりすると、すぐ喘息発作が起きはじめます。 ヒュー、ヒューと呼吸が苦しくなって夜も眠れなくなってしまいます。 だから友人の家に言ったときや旅行先が怖いです。 喘息発作が起きるかいつも不安です。 だから、僕はいつも喘息発作用の薬を携帯しています。 こういった不便なことを引き起こす原因の一つが好酸球というわけです。

3g ムコダインシロップ5% 9mL 分3 毎食後 5日分 上記を混合 処方例12では自家製剤加算を算定できます。散剤と液剤を混合するようなケースは、自家製剤加算に該当します。点数は45点です。 処方例13 <処方例13> クラリスドライシロップ10%小児用 1. 5g 上記を混合 処方例13では自家製剤加算を算定できません。ドライシロップと液剤を混合するようなケースは、計量混合加算に該当します。自家製剤加算と計量混合加算の棲み分けについて、「保険調剤Q&A」には次のように書かれています。 自家製剤加算と計量混合加算については、技術的により難易度の高い製剤行為は自家製剤加算、それ以外の製剤行為は計量混合加算と整理されています。ドライシロップと液剤のように混合が容易なものについては、計量混合加算として算定します。 したがって、ドライシロップと液剤の混合は計量混合加算、ドライシロップ以外の散剤と液剤の混合は自家製剤加算に該当します。処方例14では計量混合加算35点を算定します。 処方例14 <処方例14> クラビット細粒10% 5g ミヤBM細粒 1.

2mm×短径6. 7mm、厚さ5.

June 2, 2024, 5:52 pm