日 咩 坂 鐘 乳 穴

以前、ブログに宇山洞探検の記事を載せたところ、是非行きたい!という変わった人が現れ、それじゃあということで今回、非観光鍾乳洞の 日咩坂 鍾乳穴(ひめさかかなちあな)に潜ってきました。 今回のメンバーは私のブログを訪問してくれている一番鳥さんと、彼女の山仲間のdeepさんと私の3名。総社インター近くの矢喰岩駐車場から車を走らせ中国道北房インターで降ります。近くに諏訪洞という、観光鍾乳洞もどきの入口だけ入れる鍾乳洞があるので、予行演習に寄ってきました。 ちなみにこれは昨秋、諏訪洞と 日咩坂 鍾乳穴を入口だけ訪れた時の記事です。 諏訪洞から数キロ走ったところに今日の目的地、 日咩坂 鍾乳穴があります。 日咩坂 鍾乳穴神社裏手の鳥居から巨大なドリーネを100mほど下降していくと、これまた巨大な洞窟がポッカリと口を開けています。この鍾乳洞は延長1600mほどあるのですが、今回はケービング初心者でも行ける700m地点の神の池を目指します。 日咩坂 鍾乳穴の巨大な洞口。いよいよ我等変な人探検隊3人組、潜ります! 洞口内から外を見ると光がまぶしい!

日咩坂鐘乳穴(秘坂鐘乳穴)は、日咩坂鐘乳穴神社の後方左に横たわる最大長径が500m、周囲からの最大深度が60mという阿哲台で最も巨大なドリーネの底に口を開けています。 失意のうちにドリーネの底から引き返し、一時休憩。地形から推理すると洞口は背中側になるはず・・・ とすると・・・!! それは、この看板左の降り口を100m程下ったところになる・・・!? 改めて入洞中の事故が多発しているため、現在は入道が禁止されている旨の警告を確認。 看板の周囲注意深く確認すると・・・ あ!! 日咩坂鐘乳穴 ひめさかたちあな. 下草に埋もれかけてはいますが道らしき形跡があります。 それは幅5~60cm程で地面は泥。 下りはじめると道なき道という風情ではなく、人が定期的に入っているような形跡はあります。行けると確信しましたが、危険を感じたらすぐに引き返すつもりでドリーネを下ることにしました。 しばらく雨が降っていない日を選んでいったにもかかわらず、湿っていて滑りやすかった。 実際、2~3度尻もちをつきました。滑った時は後方及び山側に転ぶこと! !斜面を滑り落ちると大怪我は必至。 樹木の合間から、荒々しいドリーネの岩壁が見えます。 下をのぞき込むと・・・ まぁ、ここから落ちたら死は確実だな! !この絶壁を見ると、下に巨大な洞口があることは確実なようです。 訪れたのはGW明けて間もないころでしたが天気は快晴、少し動いただけで汗が流れる暑い日。しかし、ある地点から空気が一変!! 下り口から6~7分ほどで、ドリーネの底に到着。 木が生い茂り、苔むした岩。そして湿気を含んだ空気が冷たい。 その理由はこれ!! ついに見つけた日咩坂鐘乳穴。 おわかりいただけただろうか? 外気との温度差で洞口に白い霧がかかっていることに・・・ 洞窟の奥から止めどなく噴き出して切る霊気、いや冷気!!

^ 『讀賣新聞』2008年1月11日大阪朝刊岡山23頁「新見の洞穴で不明の大学生 捜索打ち切り 県警」 ^ 『 岡山日日新聞 』2008年1月8日朝刊15頁「新見の鍾乳洞不明 高知大生の捜索続く 2次災害恐れで難航」 ^ a b 『 讀賣新聞 』2008年1月7日大阪朝刊岡北部22頁「新見の洞穴で大学生不明 仲間ら無事祈り続ける 複雑な地形、捜索阻む」 参考文献 [ 編集] 「日咩坂鐘乳穴神社」『角川日本地名大辞典 第33巻 岡山県』 角川書店 、1989年7月8日、1332頁。 加原耕作「17 比賣坂鍾乳穴神社」『式内社調査報告 第22巻 山陽道』式内社研究会、皇學館大学出版部、1980年2月20日、509-515頁。 鶴藤鹿忠「日咩坂鍾乳穴神社のお田植え祭り」『日本の民俗芸能調査報告書集成16 中国地方の民俗芸能2 広島、岡山』岡山県教育委員会・広島県教育委員会、海路書院、2007年12月20日、48-49頁。 日咩坂鐘乳穴事故報告書作成委員会『2008. 1. 5日咩坂鐘乳穴事故報告書』(レポート)、日咩坂鐘乳穴事故報告書作成委員会、2008年7月22日。 岡山大学ケイビングクラブ による『報告書』群 岡山大学ケイビングクラブ (1971). 報告書第2集 (Report). 岡山大学ケイビングクラブ. pp. 2, 5. 岡山大学ケイビングクラブ (1981). 報告書第4集 (Report). 1, 56. 岡山大学ケイビングクラブ (1983). 報告書第5集 (Report). 12-13, 17-18. 岡山大学ケイビングクラブ (1987). 報告書第7集 (Report). 1-2. (活動報告のみの言及) 岡山大学ケイビングクラブ (1989). 報告書第8集 (Report). 1-3. (活動報告のみの言及) 岡山大学ケイビングクラブ (1992). 報告書第9集 (Report). (活動報告のみの言及) 岡山大学ケイビングクラブ (1996). 報告書第10集 (Report). 1-3, 21. 岡山大学ケイビングクラブ (2001-03-10). 報告書第11集 (Report). 1-6, 42, 124. 岡山大学ケイビングクラブ (2016-03-01). 報告書第12集 (Report). 35-52, 79-82. 神谷夏実・水島明夫『日本の大洞窟―付、日本の観光洞(石灰洞)リスト―』日本ケイビング協会〈JAPAN CAVING〉、1987年3月1日、27, 56頁。 近藤純夫『ケイビング入門とガイド』 山と渓谷社 、1995年3月10日、202-203頁。 柴田晃ほか『阿哲台の鍾乳洞』新見市教育委員会、1972年、22, 40-41頁。 柴田晃『新見市の鍾乳洞』岡山県新見市、1992年、6, 8頁。 『洞人 第1巻第4号 (第2回日本洞窟大会記念号)』日本洞窟協会、1979年、2-4頁。

岡山県新見市の鍾乳洞・ひめさか鐘乳穴での事故 - YouTube

May 18, 2024, 1:54 pm