岸田 國 士 戯曲 賞

「演劇界の芥川賞」とも呼ばれる、岸田國士(きしだくにお)戯曲賞。2020年は、オンライン上映作品を含めた8作がノミネートされるも「受賞作なし」に終わり、演劇関係者やファンの一部で波紋を呼んだ。 【写真】「第65回岸田國士戯曲賞」最終候補作品に選出された根本宗子インタビュー さまざまな声が上がったが、演劇における「戯曲」の賞とは、そしてそもそも「戯曲」とはなんなのか。2019年より岸田國士戯曲賞の受賞予想を行っている演劇ライターの河野桃子が、演劇の変化と戯曲の可能性を考察する。 演劇とは違う。"戯曲"と、その楽しみ方とは? 3月12日、岸田戯曲賞が「受賞作なし」と発表されました。 そのとき、コロナ禍での「該当作なし」という結果に驚く声や、つづく野田秀樹氏の短いコメントへの波紋など、一部SNSでネガティブな反応もあるなか、いくつかの言葉が目に留まりました。 「戯曲の賞ってどういうこと?

岸田國士戯曲賞 2020

宇宙は見える所までしかない 』 第42回 深津篤史 『うちやまつり』 第43回 ケラリーノ・サンドロヴィッチ 『 フローズン・ビーチ 』 2000年代 第44回 永井愛 『 兄帰る 』 第45回 三谷幸喜 『 オケピ! 岸田國士戯曲賞. 』 第46回 該当作なし 第47回 中島かずき 『アテルイ』 第48回 倉持裕 『ワンマン・ショー』 第49回 宮藤官九郎 『 鈍獣 』/ 岡田利規 『 三月の5日間 』 第50回 佃典彦 『ぬけがら』/ 三浦大輔 『 愛の渦 』 第51回 該当作なし 第52回 前田司郎 『 生きてるものはいないのか 』 第53回 蓬莱竜太 『まほろば』/ 本谷有希子 『 幸せ最高ありがとうマジで! 』 2010年代 第54回 柴幸男 『わが星』 第55回 松井周 『自慢の息子』 第56回 ノゾエ征爾 『○○トアル風景』/ 藤田貴大 『かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。』/ 矢内原美邦 『前向き! タイモン』 第57回 赤堀雅秋 『一丁目ぞめき』/ 岩井秀人 『ある女』 第58回 飴屋法水 『ブルーシート』 第59回 山内ケンジ 『トロワグロ』 第60回 タニノクロウ 『地獄谷温泉 無明ノ宿』 第61回 上田誠 『来てけつかるべき新世界』 第62回 神里雄大 『バルパライソの長い坂をくだる話』/ 福原充則 『あたらしいエクスプロージョン』 第63回 松原俊太郎 『山山』 2020年代 第64回 市原佐都子 『バッコスの信女-ホルスタインの雌』/ 谷賢一 『福島三部作 第1部「1961年:夜に昇る太陽」 第2部「1986年:メビウスの輪」 第3部「2011年:語られたがる言葉たち」』 第65回 該当作なし

岸田國士戯曲賞 選評 57回

」と、戯曲を読んでふくらませた脳内上演と実際の舞台写真を比べて、自分の想像力を超える世界にわくわくしたのでした。 そのうちに、何度も上演されている戯曲は時代によってもまったく見せ方が違うことに気づきます。その時代ごとにシーンの解釈や見せ方が違うし、演出家によっても表現方法が違うらしい。一冊の戯曲に、いくつもの演劇の可能性が詰まっています。 戯曲はまるで、その上演や、時代背景や、当時息づいていた俳優たちを知るガイドブックのようでした。 中でも岸田戯曲賞受賞作は、ほとんどが書籍化されていて、しかも「何か賞を獲ったらしい」「こういう作品が注目されているらしい」という安心感もあって手に取りやすかったのです。 【関連記事】 「異端児でいいから、新しい道を」根本宗子×吉田豪 "演劇の危うさ"を考える<岸田賞ノミネート記念対談> 「"演劇の流行ってなさ"をどうにかしたいんです」根本宗子が吉田豪に聞く<岸田賞ノミネート記念対談> 岩井秀人「ひきこもり入門」【第5回前編】ひきこもる子供に親がすべきこと 俳優・宮崎吐夢が選ぶ<2020年に劇場で観られてよかった演劇ベスト10> <2020年を映した演劇5本>『12人の優しい日本人を読む会』『いきなり本読み!』タニノクロウ、東葛スポーツ、akakilike

>第65回岸田國士戯曲賞発表(2021. 3. 12更新) >第65回最終候補作品期間限定公開(2021. 5更新) >第65回最終候補作品決定(2021. 2. 5更新) >第65回岸田國士戯曲賞につきまして(2020. 12. 21更新) >第64回岸田國士戯曲賞授賞式中止のご案内(2020. 26更新) >岸田國士戯曲賞の運営につきまして(2020. 岸田國士戯曲賞 2020. 18更新) 岸田國士戯曲賞は、劇作家・岸田國士の遺志を顕彰すべく、株式会社白水社が主催する戯曲賞。 本賞は、演劇界に新たなる新風を吹き込む新人劇作家の奨励と育成を目的に、1955年に新劇戯曲賞として設置され、1961年には「新劇」岸田戯曲賞、1979年に岸田國士戯曲賞と改称され今日に至る。 新人劇作家の登竜門とされることから、「演劇界の芥川賞」とも称される。 選考対象は、原則として1年間に雑誌発表または単行本にて活字化された作品とする。ただし、画期的な上演成果を示したものに限って、選考委員等の推薦を受ければ、生原稿・台本の形であっても、例外的に選考の対象とすることがある。 正式名称は「岸田國士戯曲賞」(きしだくにおぎきょくしょう)である。 受賞者には、正賞・時計、副賞・賞金が贈られる。 >過去の受賞作品一覧 >授賞式中継(アーカイヴ) 岸田國士戯曲賞に関するご意見やご要望は、こちらの 入力フォーム をご利用ください。 運営: 岸田國士戯曲賞選定委員会
June 2, 2024, 3:21 am