むずむず 脚 症候群 発達 障害

患者さんインタビュー 2020. 01. 26 2018. 12.

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Last Update:2017年2月6日 Q42: むずむず脚症候群について教えてください。 眠りたいのに眠れない状態を引き起こす一因に、レストレスレッグズ症候群(むずむず脚症候群または下肢静止不能症候群)があります。患者さんは手足、主に足に、何とも言えない不快を感じ、じっとしているとひどくなるので、症状を抑えるために異常感覚部位をこすり合わせたり、たたいたり、あるいは歩き回ったりします。通常高齢者に多いですが小児でも報告されています。症状を上手く言えない小さいお子さんや障害のある児では、養育者が、「子どもが騒いで寝つかない」と訴える場合があります。自閉症のお子さんがしきりにひざ下を指さしたり、叩いたりしているビデオを見て、この疾患を疑ったことがあります。原因は1つではなく、様々な要因が考えられています。ご両親や親せきの方に同様の経験をしている方がいらっしゃる場合があり遺伝的要因が強いこと、「成長痛」との関連も検討されていること、血液中の鉄分が足りない場合が報告されています。後者では鉄分を補うことで症状が改善します。最近保険収載されたお薬もありますが、就床前、発作時のマッサージのほか、規則正しい生活習慣が非常に大切です。 (東京ベイ・浦安市川医療センター 神山 潤/2016年7月QA委員改変)

確かに赤ちゃんでも本疾患は発症するといわれています。しかし、赤ちゃんが脚をこすり合わせる動作は、正常な発達の段階でも一時的に起こることがあります。月齢が進むと自然と治まることが多く、多くの場合経過観察となりますが、ご心配であれば病院にご相談ください。
June 2, 2024, 8:54 pm