時速分速秒速の求め方

算数 2020. 08. 19 2016. 01. 16 「速さ」の単元は、多くの小学生が苦手とします。というか、中高生ですら、苦手な生徒が多いという現実……。そんな「速さ」の単元でも特に嫌われるのが、次のような問題です。 【問題1】 時速288kmで進む電車があります。分速何kmですか。 この問題のどこが難しいのでしょうか? どうして60で割ったの? 【問題1】で、生徒は次の計算をしました。 288÷60=4. 8 A. 分速4. 8km 答自体はこれでOK。しかし、僕は 「どうして60で割ったの?」 と生徒に質問します。 例えば、1時間を分に変換する場合、"1×60=60"で60分です。つまり、時間を分に直すときは60をかけます。 【問題1】は、時速を分速に変換する問題です。時間を分に変換するなら60をかけるべきではないのでしょうか? ここで生徒は頭を抱えます。「どうして60で割ったの?」と聞かれると、自分の計算に自信が無くなるからです。適当に計算していたという証拠でもあります。 速さの変換≠時間の変換 【問題1】は速さの変換です。 そもそも時間の変換とは考え方が異なります。 では、何がどう異なるのでしょうか? まずは、「速さ」の復習をしましょう。「時速」「分速」の定義は次の通りです。 ・時速…1時間に進む道のりで表した速さ ・分速…1分間に進む道のりで表した速さ これを踏まえて、【問題1】を考えます。「時速288km」は「1時間で288km進む」です。"1時間=60分"なので、「60分で288km進む」と言い換えられますね。一方、「分速何kmですか」も定義通りに考えれば、「1分間に何km進みますか?」と言い換えられます。 つまり、 【問題1】は、「60分で288km進むなら、1分間で何km進みますか?」です。 "60分÷60=1分"で時間が短くなれば、進む道のりも当然短くなります。したがって、比例の考え方から、"288kmも60で割る"わけです。 理屈をきちんと考えれば、「時速を分速に変換するときは60で割る」という"お約束"を丸暗記する必要はありません。 理屈で考える「速さ」の単位換算 では、次の問題はどうでしょうか? 3分で計算できる!初期微動継続時間・震源までの距離・地震発生時刻の求め方 | Qikeru:学びを楽しくわかりやすく. 【問題2】 【問題1】の答は、分速何mですか。 こちらの問題は、既に「分速」の部分が揃っています。つまり、 「1分間で4. 8km進むなら、1分間で何m進みますか?」と言い換えられます。 単純にkmをmに変換するだけですね。60で割ったり60をかけたりする必要はありません。 したがって、"1km=1000m"を踏まえて次のように計算します(単位換算については、 過去記事 をお読みください)。 4.

G/KgとPpmの変換(換算)方法は?【グラムパーキログラムの計算】 | ウルトラフリーダム

地震発生時刻は? 次は地震発生時刻だね。 地震発生時刻の求め方は、 (初期微動開始時刻) – (震源からの距離)÷(P波の速さ) で計算できちゃうよ。 なぜこの計算式で地震発生時刻が求められるのか詳しく見ていこう。 まず、「P波の速さ」と「震源からの距離」を使うと、 P波が到達するまでにかかった時間を求めることができるんだ。 ここで思い出して欲しいのが 速さの公式 。 道のり÷速さ で、ある道のりの移動にかかった時間を求めることができたよね? G/kgとppmの変換(換算)方法は?【グラムパーキログラムの計算】 | ウルトラフリーダム. 今回は、地震が「震源」というスタート地点から、「観測点」というゴールまでにかかった時間を算出するわけね。 ここでA地点の観測データに注目してみよう。 震源からの距離km 震源からの距離は24kmだから、初期微動を伝えるP波はA地点まで、 (Aの震源からの距離)÷(P波の速さ) =24km ÷ 秒速8km で進んだことになる。 こいつをA地点の初期微動がはじまった時刻から引いてやると、地震発生時刻が求められるよ。 (A地点の初期微動がはじまった時刻)- (P波がA地点まで到達するのにかかった時間) = 7時30分01秒 – 3秒 = 7時29分58秒 問3. C地点の初期微動継続時間は? 続いてはC地点の初期微動継続時間だ。 C地点の主要動の開始時刻がわからないから、まずこのXを求めないと初期微動継続時間がわからないようになってるのね。 C地点にS波が到達するまでの時間を計算 C地点の主要動の開始時刻を求める 主要動開始時刻から初期微動開始時刻を引く の3ステップで計算していくよ。 まず、S波がC地点までに到達する時間を計算。 (C地点の震源からの距離)÷(S波の速さ) = 64km ÷ 秒速4km = 16秒 になる。 地震発生時刻が7時29分58秒だから(問2で求めたやつね)、そいつに16秒を足してやるとC地点の主要動開始時刻になる。 よって、C地点の主要動開始時刻は、 (地震発生時刻)+(S波がCに到達するまでにかかった時間) = 7時29分58秒 + 16秒 = 7時30分14秒 あとは、「主要動開始時刻」から「初期微動開始時刻」を引けば「初期微動継続時間」が求められるから、 (C地点の主要動開始時刻)-(C地点の初期微動開始時刻) = 7時30分14秒 – 7時30分06秒 = 8秒 こいつがCの初期微動継続時間だ! 問4.

【速さの単位換算法】時速を分速に変換するとき60で割るのは何故? | みみずく戦略室

飛行機はどれくらいのスピードで飛行しているのでしょうか?空を飛んでる飛行機を見てもあまり進んでないように見えますよね?でも実はすごく速いんです。今回は飛行機の速度について紹介。 飛行機はどれくらいの速さで飛んでると思う? んー。空飛んでるの見たらありさんと同じくらいかな。。 うーん… 飛行機の速度はどれくらい? 答えは「 時速860km・マッハ0. 8 」です。 これは、基本的にどの旅客機も離陸後着陸前までは、この速度で巡航します。 【飛行機の巡航速度】 ・マッハ0. 【速さの単位換算法】時速を分速に変換するとき60で割るのは何故? | みみずく戦略室. 8 ・秒速300m ・時速860km ・466 knots ※これはB767の巡航速度であり、機体によって多少の差はあります。各機体ごとの巡航速度は後述しています。 また、国内線等で混み合っている場合や小さなプロペラ機の場合はこれとは異なる速度で飛行しています。さらに、飛行機は風の影響も受けるので、 実際に飛行している速度はこの速度とは異なります。 詳しくは後半の章で記述します。 マッハとは 音速に対する速度 のことです。音速は、 秒速340m つまり 時速1225km です(※気温15℃時)。 よって、飛行機の速度であるマッハ0. 8は、音速の0. 8倍、つまり 秒速300m 、 時速864km に相当します。 ノットとは 航空業界では飛行機の速度は knots(ノット) を使って表します。 1 knot = 0. 514 m/s (約半分) 1 knot = 1.

3分で計算できる!初期微動継続時間・震源までの距離・地震発生時刻の求め方 | Qikeru:学びを楽しくわかりやすく

1. ポイント 音も光も、空気中を進む速さが決まっています。 音は約340m/秒 、 光は約30万km/秒 で進みます。 音も非常に速いですが、 光は音と比べものにならないぐらい速い ことがわかりますね。 このような音と光の速さのちがいを利用して、ある地点間の距離を測ることもできます。 このように、光と音の性質を利用した計算問題は、テストでもよく出題されます。 まずは、光と音の速さについて、基本から押さえていきましょう。 2. 光の速さ 光は、空気中を 約30万km/秒 の速さで進みます。 これは、たった1秒で地球を約7周半する速さです。 ものすごい速さですね! ココが大事! 光の速さは約30万km/秒 3. 音の速さ 音は、空気中を 約340m/秒 の速さで進みます。 これは気温が約15℃のときのものです。 ちなみにこの速さは、 マッハ という単位を使って、 マッハ1 と表されます。 光の速さは約30万km/秒でしたから、光の速さをマッハで表すと、 300000÷0. 340=882352... マッハ88万ほどになります! 光は音の88万倍の速さで伝わるということですね。 改めて、音の速さ(音速)と光の速度(光速)のちがいが分かりますね。 音の速さは約340m/秒 4. 光・音の速さから距離をはかる方法 少し話が変わりますが、夏の風物詩といえば 花火 ですね。 花火を少し離れたところから見たとき、「花火が開いて、しばらくしてからドンという音が聞こえた」という経験はありませんか? このようなズレは、光と音の速さから説明することができます。 光は瞬間的に伝わり、音は光よりも時間をかけて伝わる ことを学びました。 実は、これを利用して、 花火まで距離を調べることができる のです。 実験を通して、いっしょにその方法をみていきましょう。 打ち上げ花火を観察していたら、 花火の光が見えてから4秒後に音が聞こえました。 このとき、花火を打ち上げた場所までの距離はどれくらいでしょうか? 光はほぼ瞬間的に伝わり、音は約340m/秒の速さで伝わります。 よって、 光と音が届く時間差 から、花火までの距離が求められるのです。 花火の光が見えてから4秒後に音が聞こえました。 つまり、花火の音は打ち上げた場所から届くまでに4秒かかったということです。 340×4=1360 よって、花火を打ち上げた場所までの距離はおよそ 1360m です。 光と音が空気中を伝わる速度のちがいから距離を求める方法をおさえましょう。 光と音の届く時間差から、距離が求められる 映像授業による解説 動画はこちら 5.

初期微動継続時間・震源までの距離・地震発生時刻の求め方を教えて! こんにちは!この記事を書いてるKenだよ。インド、カレーだね。 中1理科では地震について勉強してきたけど、特に厄介なのが、 地震の計算問題 だ。 地震の計算問題では、 初期微動継続時間 震源までの距離 地震発生時刻 P・S波の速さ などを求めることになるね。 たとえば、こんな感じの地震の問題だ↓ 次の表はA~Dまでの4つの地点で地震の揺れを観測した計測結果です。 初期微動が始まった時刻 主要動が始まった時刻 震源からの距離 がわかっています。 観測点 A 24 7時30分01秒 7時30分04秒 B 48 7時30分10秒 C 64 7時30分06秒 X D Y 7時30分22秒 なお、係員の伝達ミスのためか、C地点の主要動が始まった時刻(X)、D地点の震源からの距離(Y)がわからなくなってしまったのです。 このとき、次の問いに答えてください。 P・S波の速さは? 地震発生時刻は? Cの初期微動継続時間は? Dの震源からの距離は? 初期微動継続時間と震源からの距離の関係をグラフに表しなさい。また、どのような関係になってるか? 地震の計算問題の解き方 この練習問題を一緒に解いていこう。 問1. P・S波の速さを求めなさい まずPとS波の速さを求める問題からだね。 結論から言うと、P波とS波の速さはそれぞれ、 P波の速さ=(震源からの距離の差)÷(初期微動開始時刻の差) S波の速さ=(震源からの距離の差)÷(主要動開始時刻の差) で求めることができるよ。 ここで思い出して欲しいのが、 P波とS波のどちらが初期微動と主要動を引き起こす原因になってるか? ってことだ。 ちょっと「 P波とS波の違い 」について復習すると、 P波という縦波が「初期微動」、 S波という横波が「主要動」を引き起こしていたんだったね?? ってことは、初期微動の開始時刻は「P波が観測点に到達した時刻」。 主要動の開始時刻は「S波が観測地点に到達した時刻」ってことになる。 ここでA・Bの2地点の初期微動・主要動の開始時刻に注目してみよう↓ A・B地点の初期微動が始まった時刻の差は、 (B地点の初期微動開始時刻)-(A地点の初期微動開始時刻) = 7時30分04秒 – 7時30分01秒 = 3秒 だね。 AとBの震源からの距離の差は、 48-24= 24km ってことは、初期微動を引きおこしたP波は3秒でA・B間の24kmを移動したことになる。 よって、P波の速さは、 (AとBの震源からの距離の差)÷(A・B間の初期微動開始時刻の差) = 24 km ÷ 3秒 = 秒速8km ってことになるね。 主要動を引き起こしたS波についても同じように考えてみよう。 S波の速さは、 (AとBの震源からの距離の差)÷(A・B間の主要動開始時刻の差) = 24 km ÷ ( 7時30分10秒 – 7時30分04秒) = 24 km ÷ 6秒 = 秒速4km になるね。 問2.
June 13, 2024, 8:28 pm